酢の種類と特徴

酢の種類と特徴


●穀物酢

クセが無く、どんな料理にも合います。

●米酢

米が原料の酢。まろやかな酸味でこくがあり、

すし飯などに適しています。

●りんご酢

りんご果汁でりんご酒を造り、酢酸発酵させて作る酢です。

●ぶどう酢

ワインを発酵させたもので、白ブドウ酢・赤ブドウ酢がある。

●果実酢

りんご酢やぶどう酢などの果実を使用した酢。

柿酢やデーツ酢などもあります。

●ワインビネガー

分類では果実酢に分類されます。

ワインが酢酸発酵されてワインビネガーとなるので

ワイン特有の香りがあり、

ワイン同様に赤と白があります。

一般の穀物酢より酸度が高く、米酢よりも糖質が少ないため、

爽やかな感じがしますが、旨みやコクはありません。


●醸造酢

穀物酢と果実酢以外の酢。

穀類、甘酒など様々なものが原材料として使われています。


●合成酢

酢酸の希釈液に、化学調味料などで味付けをしたものです。


【酢の上手な使い方】

たんぱく質を固める働きがあります。

お鍋でゆで卵やポーチドエッグを作る際に酢を加えることで

殻にヒビが入ったりしても、白身が流すのを防げます。

防腐力と殺菌効果があるので、魚は酢で洗うと日持ちがよく、

ヌメリや臭みも取れます。

塩をふった魚を酢に漬けると、身がしまって旨味が出ます。

材料を柔らかくするので、小魚を煮るときに加えることで、

骨まで柔らかくなりやすくなります。

アクの強い野菜は、酢を入れた水に切って入れると

変色を防ぐ事ができます。

カリフラワーは酢を加えてゆでる事で、

白くきれいに茹で上がります。

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釀造酢 
 先日百貨店でギフトの解体セールでいいろいろと買い求めました。
けっこう、このところバルサミコ酢を使うものですから重宝しています。

バルサミコ酢とは、中世から北イタリアのモデナで造られる醸造酢のことです。よく熟したぶどう果汁を煮詰めて、木樽の中で何年も熟成させてバルサミコ酢を造ります。

色は暗褐色で少しとろみがあり、豊潤な香りと独特の甘味とコクがあります。そのままアイスクリームにかけたり、ドレッシングに加えたり、加熱して肉や魚料理のソースなどに使われます。
価格の手頃な熟成年数の短いバルサミコ酢は酸味が強いので、さっぱり味に仕上げたいお料理に使います。また煮詰めて酸をとばすと甘味とコクが増します。