野菜をたくさん食べると将来に対して前向きになれることが判明!

健康だけでなくメンタルにも良い!?

野菜をたくさん食べると将来に対して前向きになれることが判明!

2013年1月29日

みなさん、毎日野菜、食べてますか?

都心部の一人暮らし世帯を中心に多くの人々が野菜不足であるといわれている現代、聴き逃すことのできない大変興味深い研究結果を、アメリカ・ハーバード大学が明らかにしました。

海外サイト『dailymail.co.uk』によると、野菜や果物をたくさん食べると将来に対して前向きになれる、つまり楽観主義になれるということが判明したのだそう。

健康に良いだけでなく、メンタル面にも良い影響を与えてくれるんだなんて、野菜すごいっ。

なんでも、楽観主義と呼ばれる人々の血液中に含まれる『カロチノイド』という成分濃度は、そうでない人と比べて非常に高いのだとか。この『カロチノイド』が、いわゆる『ベータカロテン』。

ニンジンなどオレンジ色の緑黄色野菜や果物なんかに多く含まれているという、あの栄養成分ですね。

ハーバード大学によると、この『カロチノイド』には、「血中の抗酸化作用を高める」「抗酸化作用によってストレスレベルを緩和する」などの効能があるとのこと。

抗酸化作用とは、「細胞を傷つける」など病気の原因となり得る事態を防ぐ作用のことで、その人の体が健康かどうかを見極めるひとつの重要な要素でもあります。

研究員たちは、25歳から74歳までのアメリカ人男女1000人を対象にし、『カロチノイド』の血中濃度を調査。

それに加えて、対象者たちの性質や性格などもアンケートを用いて調べ、それぞれを照らし合わせていきました。

するとその結果、楽観主義な傾向にある人たちはそうでない人と比べて、『カロチノイド』の血中濃度が13パーセントも高かったのだそうです。

ちなみにこのとき「楽観主義」だと評価された人たち、喫煙率も低かったんですって。
研究を行ったJulia Boehm博士曰く、「『カロチノイド』濃度と楽観主義に相互関係がある確率は、かなり高いと考えています」とのこと。

また昨年、今回と類似した研究そして結果を発表したイギリス・ウォーリック大学のAndrew Oswald博士は、次のように話しています。

「多くの野菜や果物がもたらす抗酸化作用は、私たちの体をあらゆる攻撃から保護してくれることは事実です。

しかしそれらが精神面の改善にまで関わってくるとは、我々にとってとても意外なことでした」

ふ〜む、野菜や果物をたくさん食べるって、心身ともにとても良いことなんですね〜。改めて、野菜や果物の存在ってホント偉大だわっ。
(文=田端あんじ)

参考元:dailymail.co.uk( http://goo.gl/tnfkw)
画像:flickr=YIM Hafiz(http://goo.gl/LPwaj )