タマネギで血管から若返り!

タマネギで血管から若返り!

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写真は <ケルセチンを増やす方法>
タマネギの皮をむき、約一週間日なたに干しておくと、タマネギに含まれるケルセチンの量が通常のタマネギの約4倍に!

「ケルセチンは茶色の外皮に多く含まれています。私達はそこを捨てて白い部分を食べています。実は、皮をむいたタマネギを1週間でケルセチンを約4倍に増やす方法があるんです。」

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誰もが注意!血管の機能低下

東京シーサイドクリニック 中川敬一院長
「血管の機能低下というのは自覚症状がありません。この状態を放置しておきますと、将来的に心筋梗塞あるいは脳梗塞といった重大な疾患につながってくるんです。

若い頃はしなやかで弾力のある血管も、加齢とともに弾力さを失い硬くもろくなっています。さらに、飲酒・喫煙・肥満なども悪影響を及ぼしますが、程度の差はあれ、誰もが血管の機能低下をおこしているのです。
しかし、最新の研究で朗報が!

広島大学 再生医科学部門 東幸仁教授 
「血管というのは1か月くらいで若返ることがわかってきました。他の臓器に比べて血管というのは、しっかりとしたケアをすれば非常に早く若返ることもわかってきました。」

血管を若返らせた食材こそがタマネギなのです。広島大学の東教授によると、タマネギに含まれる“ケルセチン”が血管の機能を改善するのに大きな効果を発揮するというのです。

北見工業大学 応用研究推進センター 山岸喬特任教授
「ケルセチンは植物に含まれる黄色の色素です。ポリフェノールの一種で強い抗酸化力を持つ。野菜は果物に含まれていますが特にタマネギには多く含まれています。」

アメリカ農務省のデータによると、野菜や果物のなかでタマネギがダントツに含有量が高いことがわかっています。

このケルセチンでなぜ血管が若返るのでしょうか?

広島大学 再生医科学部門 東幸仁教授 
「ケルセチンが血管内皮の機能を高めるからです。」

血管の最も内側に血管内皮細胞という薄い細胞の層があり、そこから様々な指令が出されます。この血管内皮が正常であれば血管が柔軟に拡張して血流もスムーズな状態に。
しかし、血管を老化させる活性酸素が増えると、血管内皮機能が低下。血管は縮まって弾力を失いそれが動脈硬化につながるのです。

広島大学 再生医科学部門 東幸仁教授 
「タマネギに含まれるケルセチンという物質これは強い抗酸化作用をもっています。抗酸化作用というのは、活性酸素を除去してくれるものですけれども、それによって血管内皮機能が高まり血管がしなやかになり血管年齢が若くなるということにつながります。」

・タマネギエキスで血管内皮機能が改善
※平均年齢44歳の男性(22名)が1か月間毎日摂取した実験結果

つまり、ケルセチンたっぷりのタマネギを食べれば血管年齢が若返るということが証明されたんです。

<摂取の目安>
1日あたり
タマネギ200g
中1個