「野菜スイーツ」続々登場! 80キロカロリーのケーキも

甘いものが好きな人にとっては朗報ですね。
私は甘麹で甘さをとっています。炊飯器で簡単にできますのでホント大変に重宝しています。

以前に作り方ブログに書いていますがまた作りたいと思っています。ケーキ作りも甘麹入りで炊飯器でつくっています。

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「野菜スイーツ」続々登場! 80キロカロリーのケーキも

産経新聞 3月26日(火)12時21分配信

トマトを使ったケーキなど新感覚のスイーツ 
 ■カロリー減で体にやさしく

 世はダイエット、最近は糖質制限ブームだ。「甘いもの」を制限しようとしても続かない人向けには、一案として野菜を取り入れたスイーツの品々がある。野菜が加わることで食物繊維の摂取、糖分やカロリーの減につながる。メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予防にも効果が期待できそうだ。(大家俊夫)

 昨春オープンした東京都港区の「麻布野菜菓子」。代表の花崎年秀さんは「オリジナルは野菜あんを使ったもなか」という。レンコンのもなかは、表面の生地にスライスしたレンコンを焼き込み、あんは細かく刻んだはちみつ漬けのレンコンを使用。サツマイモ、黒ごま・木の芽のもなかもある。いずれも糖分控えめで体にやさしい商品だ。


 ◆「かむ」大福登場

 枝豆をつぶした「十八穀米入りずんだ大福」も注目の新商品だ。著名な料理研究家・栄養士、中山桜甫(おうほ)さんが和菓子メーカーと連携してプロデュースした。

 まず、栄養面では「あんのずんだは、ビタミンA、B1、B2、Cが含まれている。あんを包む生地部分には十八穀米を使い、ミネラルが豊富」(中山さん)ということが魅力。もう一つは、かむ食感を出すため、十八穀米だけでなく、ずんだを粗びきにしてつぶつぶ感を出している点が新しい。現代の食生活はあまりかまなくなっている中で、「かんで味わう大福は珍しい。よくかむことで満腹中枢を刺激し、食後の満足感も得やすい」という。

 この新食感の大福は、うまみを維持しながら糖分を通常商品の40%程度に抑えることにも成功した。産経健康倶楽部で1月から扱い始めている。

 ◆80キロカロリーのケーキ

 洋菓子では東京都目黒区の「ポタジエ」の野菜を大胆に使ったケーキが知られる。オーナーパティシエの柿沢安耶(あや)さんは「日本人の野菜の消費量は少ない。スイーツにすれば野菜を取りやすくなるはず」。その思いから、定番となったトマトのケーキのほか、動物系のゼラチンの代わりに寒天や葛で固めたムース、春菊で緑色の生地をつくったケーキなどを次々に考案した。

 糖尿病の患者からは「安心して食べられるケーキがほしい」と依頼されることがある。その一環で、サツマイモで作ったわずか約80キロカロリー、低糖、低脂肪のシフォンケーキ(1カット)が生まれた。管理栄養士の資格を持つ同店の松浦愛子さんは「80キロカロリーは糖尿病制限食の1単位に相当する。卵白を使ってカロリーを抑えることができた」と話す。

 ただ、メタボ予防には低カロリーでも食べ過ぎは禁物。食べる時間帯にも配慮する必要がある。中山さんは「高カロリーのものやスイーツは午後3時前後に食べるのがベスト。その時間帯はカロリーを脂肪に蓄える成分が眠っていて太りづらい」とアドバイスする。

 ■200日で1キロの脂肪減可能

 新山手病院(東京都東村山市)で生活習慣病センター長を務める宮崎滋医師は甘味との付き合い方について、「糖尿病の患者さんには朝食、昼食、夕食の後、午後3時と寝る前に甘味を取る人がいるが、せめて1日1回にした方がいい。野菜中心の3食の食事をしっかり取れば間食を減らすことができる」と助言する。また、「お菓子類の買い置きをしない。つい誘惑に負けて食べてしまうから」とも指摘する。

 それでも甘味をやめられない人は「甘さ控えめの商品を選ぶのもいい」とも。宮崎氏は「1日当たり35キロカロリーを減らせば、200日で7千キロカロリーの減になり、これは1キログラムの脂肪に相当する。コツコツ継続すれば余分な脂肪を増やさないことが可能となる」と話している。