炊飯器料理の注意点

前回の炊飯器で料理のコツの続きです。

炊飯器料理の注意点

炊飯器料理を楽しむ前に必ず読んでいただきたい注意点です。安全に炊飯器料理を楽しみましょう。

執筆者:大石 寿子
更新日:2009年10月01日
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大石 寿子

取り扱い説明書を必ず事前に確認する

最近の炊飯器は高機能で選べるメニューも多種多様。取扱説明書をしっかり読んでから使いましょう 我が家には現在、5台の炊飯器があります。

家にはないその他の機種も、数台使用したことがあります。いずれも、「さまざまな料理が作れます!」と謳った最新式の炊飯器ではなく、一般的な米炊き専用の炊飯器です。

パワーに差はあるものの、ケーキが焼けない炊飯器は1つもありませんでした。また、7年以上料理し続けていますが、故障したこともありません。

それでも、発売されてる全ての炊飯器を試した訳ではありません。

数ある炊飯器の中には、お米以外の調理はできないものもあります。最近の炊飯器は高機能で選べるメニューも多種多様。

取扱説明書をしっかり読んでから使いましょう。くれぐれも無理はしないでください。

ケーキを焼いてる途中でスイッチが切れてしまうとか、全く火が通らないといった場合は、その炊飯器はケーキ作りには向いていないということなので、潔く諦めましょう。

途中になってしまったケーキ生地は、容器を替えて電子レンジで加熱するか、フライパンで焼くなどして、無駄にしないでください。

少しの生焼けなら、数分再加熱して取り合えず乗り切り、次回からは材料を少し減らしましょう。

続けての再加熱ができない炊飯器でも、蓋を開けて熱源を冷まし、内釜の底を濡れ布巾で冷ませばスイッチが入ります。

圧力式炊飯器は特に注意!

炊飯器の種類を問わず、炊飯器クッキングを始める前には、必ず使う炊飯器の取り扱い説明書をじっくり読んでいただきたいのですが、特に圧力式炊飯器については注意が必要です。

実際に、圧力式炊飯器で大豆を茹でている最中、圧力によって舞い上がった豆の皮が調圧孔を塞いだために蓋が開き、飛び散った熱湯で火傷をした、ポリ袋や瓶に材料を入れて密閉したものをお米の上に置いて炊飯し、密閉袋や瓶の中の空気が膨張して爆発したなどの事故が発生しています。

禁止事項を必ずご確認ください

しかし、圧力式炊飯器には、圧力がかからないメニュー(すしめし、カレー用ご飯など)があるはずです。

新しいものでは、調圧孔が目詰まりしないように工夫されている圧力式炊飯器もあります。

説明書をよく読んで、炊飯器を熟知して、作る料理によってコースを選び、上手に使い分けましょう。その前に、危険な使い方は絶対に止めましょう。

その他の注意点

おかずなどの料理作りに関しては、炊飯器によって、得意不得意なメニューがあるようです。

過去に試したある炊飯器の場合は、焼き豚などの煮汁が極端に少なくて釜の底が材料で埋まらない調理法には向かないようで、スイッチは入るものの、いつまで経っても生の状態でした。

なのに、その他の料理やケーキは、問題なく作ることが出来ました。

また、炊飯器でケーキを焼く場合は生焼けの心配があるのに対して、おかずを作る場合は、炊きすぎに注意しなくてはいけません。

水分がなくなるまで炊き続ける炊飯器があるからです。