◇◆僕にとっても深刻な問題のはずだ◆◇
時々、人に聞かれます。
「松尾くんは、その年でアルバイトだけれど、
ご両親が亡くなったらどうするつもりなの?」
という主旨の質問です。
現実的にみて、僕は相当恵まれた環境にいます。
実家の住居は、父がすでにローンを支払い終えています。
大阪に住む兄も、この家を弟の僕に譲ってくれると思います。
両親には蓄えがあり、僕にもコツコツと貯めた預金がいくらかあります。
僕の現在の収入はとっても少ない額なのですが、
僕はあまりお金を使う方ではありませんので
せいぜい、書籍やCD、
ときどき、ユニクロなどで洋服類を購入する程度です。
僕と同じくらいの年齢の(ひきこもりの)
子どもさんを持つ親御さんに今まで逢ってきました。
やはり親の死後、我が子の人生=生活を案ずる方が多いです。
なるべく考えないようにしているというのが
本音なのかもしれません。
たとえば今日の午後、
僕は父と一緒に西宮北口まで行って来ました。
「なんとなく」です。時間があったからです。
洋服を少し購入し、
写真のコーヒーを二人でいただきました。
僕は貯金を少しきりくずし、服を買います。
コーヒーも飲みます。ラガールカードも購入します。
「将来への不安」が無いのです。
これはある意味、怖ろしいこと ふざけていること
だと思います。
現在はロクに稼いでもいないくせに
どういうことなんだというわけですね。
今年の僕は、こころの調子でしんどい思いをしました。
今は治り、冷静に振り返る自分がいます。
アルバイト先のNPOの同僚たち、
ボランティアの仲間、職員さん、
みなさん、こんな僕を見守ってくださるかのように
あたたかく接してくださいます。
以前、ある尊敬する方に言われました。
「松尾くんは純粋だから、みんなが助けてくれるんだよ」
『生きているのは自分だけではない』
こころが落ち着き、やさしい(かもしれない程度だけれど…)自分に戻れて、
振り返りしながら、自分の生きるみちについても考えてみたいのです。