◇◆この風景は人々が築き上げてきたもの◇◆
僕は出不精な性格なので、
お休みの日でも、めったに出かけません。
家(自室)でゴロゴロと好きな本を読んだり、
パソコンをしたり、再開した学校の勉強をしたり…
本当にたまに出かけます。
もう数週間前になるのですが、
幼少のころを過ごした、神戸市北区北鈴蘭台に
父と一緒に出かけました。
母が親戚の法事に出席するので、
阪急電車で途中まで一緒に行き、
別れて神戸電鉄で鈴蘭台へ向かいました。
神鉄北鈴蘭台駅に降りて、駅前を少し歩いてびっくり。
なつかしい気持ちになったのですね。
ハイカラな街並みじゃないのかもしれないのだけれど、
(北鈴蘭台のみなさん、ごめんなさい)、
神戸市北区のある山並みを切り開いて作った街、鈴蘭台。
4歳までしかいなかったので、覚えていないだろうなあ
と思っていたのだけれど、なつかしいデジャブな気持ちになった。
でもそれ以上に、まちをつくりあげて来た人々の
いろんなもの(きれいな事ばかりではない、汚い部分もある)が
少しは判る・解ってくるような…
妥協は沢山したかもしれないけれど、
大切なものをガードするためであったり、
ここだけは守ったんだよ
という人間達が築き上げていく
そんな人間の汗と息吹と吐息と垢が町中にある気がした。
そして、家路についてから数週間経ち思うのですね。
僕は、こんなことを書いてみたいんだと。
北鈴蘭台の団地群を歩いているおじさん(父ですが…)
彼には人生がある。
発奮した汗と嬉し涙と、悔し涙と冷や汗等…。
いろんな要素が彼を築き上げている
それは「ライフウォーカー」なのかもしれないのだけれど…
そんな生きざまの生きる町を書いてみたいんだろうなあって
というわけで…次回の「うぇるびー」では
『北鈴蘭台のまち』について書いてみますね。