「コミュニティケア」を説明すると…

◇◆地域の様々な問題を地域ぐるみで見守っていこう◆◇

前回のブログ記事で、「コミュニティケア」とか、
「地域に根差した子ども・若者支援」という言葉が、
突然に何度も出てきて、よくわからなかった、という方も
いらっしゃったのではないでしょうか…?

松尾なりに、ご説明させていただきますね。

詳しくは「内閣府」HPの<内閣府の政策>欄の
「子ども・子育て支援」→「青少年育成」をクリックして、
直接にごらんになって頂くとわかりやすいのですが、
当事者として支援に携わっている立場で申し上げさせて頂くと
(ここが松尾なりにですが…)、

『行政も学校も福祉法人等(社協等)も含め、地域住民も一緒になって
地域の問題(今回の場合は、不登校・ひきこもり・ニート等の問題)
解決のため取り組んでいこう』

というものでしょうか。
もちろん、これは松尾個人の考え方(意見)であって、
行政側だけではなく、地域住民の方々それぞれの
ご意見があるかと思います。

またそれで良いのだと思えるのですね◎
(大変、身勝手な考え方ですが。)
考え方はそれぞれであったとしても、方向性は同じなのですから☆
単一的な考え方をすると言われがちな日本人ですが、
「思想」、「宗教」、「好き嫌い」は多様だなあと最近、強く感じます。
(少し関係のない話に飛びましたが…)

前回のブログで申し上げたように、
「地域に根差した子ども・若者支援」はモデル事業として
全国で数都市が取り組んでいます。

毎年、取り組んだ内容、課題等、詳細が報告されます。
(そのそれぞれの都市の報告を私たち市民は
内閣府のHPで閲覧することが出来ます。)

「不登校・ひきこもり等」の問題というものは
私たちが考えているよりも、複雑かつ深い問題です。
発達障がい、青少年の精神疾患、虐待(ネグレクト等)、
他にも本当にいろいろな問題が関わってきます。
(内閣府のHPでも、子ども・若者が抱える様々な問題として、
非行、貧困、雇用・就労関連、他にもプロブレムが出てきます。)

それは、決して、めずらしいことではないのですね。
私たちの生活レベルで有ることなんです。

今回の震災でも、(被災地の方々はまだ生活を確保されていない状況ですが…)
これから(子ども・若者に関連した)様々な問題・課題が出てくると思うのです。
(被災地はもちろん、直接被災していない西日本の地域でもです。)
その様々な問題・課題に関わっていくのが、行政、教育・福祉職者、
他の専門職者、そして私たち地域住民だと思うのですね。

それが「コミュニティケア」の本質だと、あくまで松尾個人の考え方ですが
捉えています。
ひとつの問題がみえると、そこから連なるようにいろいろな問題が
みえてくるのだと思います。
それらに対応していくのが、決して行政だけではない(行政だけでは出来ない)、
地域の住民(住んでいる私たち市民という意味です)も含めた
『コミュニティケア・スタッフ』の役割だと思えるのですね◎