OSAKA:110407

◇◆一年中、生ぬるい風のふく街(まち)大阪◆◇

もう先週になりますが、
4月7日(木)の夕方から夜にかけて
大阪へ行って来ました。
実は、この日は、「KNN講座力ゼミ」が催されると
松尾は勝手に勘違いしてしまい、大阪—野田阪神まで
行ってしまったのですね(>_<) 「少し早めについたな〜」などと、余裕を楽しむ松尾。 すっかり春に入った大阪は野田の町。 午後6時過ぎ。仕事帰りのサラリーマンや、 土建業のおっちゃんもいれば、ホームレスのおじさんもいる。 夕暮れのあわただしい雰囲気。道歩く人、みんなよくしゃべる。 活気があるのだと思う。悲しみのレクレイムを吹き飛ばすほどの 経済活動をしてください。それが日本を活気づけることになるから。

春の桜は人と待ち合わせをしている。
僕は現実の中で前を向き始めます。
上(希望)を見上げたり、下(ネガティブ)にうつむいたり
横(桜等)をチラ見したり。それらも現実だけれど…。

「もうそろそろ、(講座力ゼミの催される会場の)
大阪NPOプラザへ行こうかな」
軽い砂を蹴り、花びらと砂の混じった砂埃が舞い、
松尾の踵は再び、まっすぐを向きました。(やっぱり前を向くのです(^v^))

「ここは大都会なのだから、センチメンタルとリアルの
バランスを取らないといけないよね」
東日本で大災害が起きていても、ここ西日本では
しっかりと経済活動がなされている。
みんな自分自身のバランスを取って生き抜くつもりです。
がめつくもたくましく、したたかにひたむきに。

駅前で見かけた、ホームレスのおじさんのことを
考えていたのですが、
歩いているうちに考えるのを止めてしまいました。
そして大阪NPOプラザに着きます。
ここは、「社会福祉法人 大阪ボランティア協会」の
本拠地なのです。

今日予定だった(と聞いていた)KNN講座力ゼミが、
明日の予定だとわかったので(松尾が勘違いしていました…)
またまた踵を返し、阪神野田駅方向を見、帰路に着こうとします。

「松尾さんって本当に間がわるいですよね〜」
とでも言いたそうな、応対してくださった
大阪ボランティア協会の職員さん。その職員さんに、
「館内写真を撮らせて頂いてもよろしいですか?」
と伺うと、「いいですよ(^v^))」とのお返事をもらいました。

館内の写真を数枚撮り、大阪NPOプラザを出ます。
午後7時前です。暗闇がまだはっきりとは見えず、
なまあたたかい夜のけだるさが大阪の街を包んでいます。
それは、面白味のあることであり、僕はすぐには
帰宅する気にはなれませんでした。

普段は、めったに大阪には来ないどころか、
自宅からもほとんど出ないくせに、今の今は、
この悪びれた態度をとる街が気にいっているようです。

とりあえず、大阪(梅田)へ出ようと思い立ちました。
阪神電車で梅田へ向かい、降り、梅田の街を歩きます。
何も無い自由、何も無い災害、何か感じている不安
それがたまらなく、僕の脳裏を刺激します。
脳の後ろのほうをです。
しんどくなったらすぐに帰宅しようと思っていました。

この広告には、人たちの目がとまります。
松尾だけではなく、歩く人の多くの目をです。
カラフルなだけやんとでも言いたそうな茶髪くんは
でも振り向いてしまった自分がくやしいのか、
つないでいた彼女の手をグルグルと振り回そうという衝動に
駆られた様子でした。そんな幼さとフレキシブルさですね。
活動的さが、同居していました◎

そして僕という存在は、宝塚や川西では何も大したことはなく、
誰も知りませんし、知っていても無視されることもあります。
ですが、ここでは、ひとりの歩く人(ウォーカー)なのですね。
そう一個の個体として自分を捉えられるのは、
ウツではない証拠なので、おもしろい。
ハイテンションになっているのか、
大勢の人に(いい意味で)酔っているのか

まあ、グッドフィーリングナウ(byビーチボーイズ)なのだからいいかなどと考えました。
宝塚に戻れば、また明日から現実の僕と向き合うことになるわけですから。
今くらい…というわけですね。

≪外に出ると気晴らしになる。よい気候になってきた。
私たちの季節ではないが、体調がいいなら、外に出よう。
新しい出逢いなどないかもしれないが、人には出会える。
よい出会いばかりではないかもしれないが、
人と関わるってそんなことの繰り返しだと思う。≫