◇◆他人に迷惑をかけないということが
まず第一の「社会的常識」なのだと思う◆◇
「市民事務局かわにし」では、もう2年以上、
お世話になっているので、さすがに輪転印刷機や
コピーの仕方、基本的なPCスキルは覚えてきましたが、
(いや、エクセルに関してはまだかなりあやしい部分が…汗)、
たとえば、最近働き始めた、「若者居場所工房ぐ〜てん」で、
フリーマーケットを催したのですが、接客の基本ができない
割れ物を新聞紙で包装する、衣類をご覧になっているお客様に
何気にお声掛けし、世間話もまじえながら、
購買意欲を持って頂く、なんていう接客の基本もできない
以前、尼崎の「ほっと・HOT」のフリマや、「ホットカフェas」で
働かせて頂いた経験があるので、接客的なことも
少しはできるようになっているのかなとか
思っていたのですが、じっさいは全然できなかったわけですね。
「自宅(自室)でしゃべる時と、じっさいのケース(現場)は違う」
ということ、今回のぐ〜てんのフリマでよくわかりました。
ですが、私たちがどこで練習する?ということになると、
やっぱり自室ですよね。そこでソーシャルスキル
(接客は基本中の基本でもありますよね)のスキルアップする
しかないですよね〜。
私たちが覚えやすいスキルといえば、
PCのスキルがアップしやすいのでしょうか。
松尾もそうですが、ネットオタクなので(2ちゃんねるは見ませんが)、
普段からPCをさわっています。いろんな場所でアドバイスを
頂くのですが、やはりワード・エクセルは使いこなせるように
なったほうが間違いなく良さそうです。
(松尾もエクセルはかなりあやふや…です…汗)
ですが、PCスキルというものは一番、私たちが覚えやすいこと
だと思いますので、松尾自身もスキルアップしていこうと思いました。
「社会的常識ってよくわかんないけれど、
自分は昔から、人とは違うって感じていた」
と思われている方も多くいるのだと思います。
松尾もそうでした。「みんな俺と同じこと考えてるのかな〜」
とか、よく思っていました。
ひとそれぞれ、それぞれの自分が素敵だという歌もありますが、
(松尾も大好きな歌なのですが…)実社会ではそうはなかなか
いかないようですね。
ある程度は周りの人に合わせる必要があるようです。
そう、そんなふうに(程度に)捉えれば良いのではと思うのです。
常識なんて自分自身のものなのだから、他の人に
教えて頂いて、これはいいなあ〜と思ったらどんどん
取り入れていく:自分のものにする、という考え方。
常識も使えば使うほど、スキルアップしていくと考えています。
最初は戸惑う、その社会的常識ってやつも、
自分が実行していくごとに、しだいに自分自身のものになる
自分の引き出しのひとつになるのですね。
ですが、自分にとっての常識ってしっかりとあったりするので、
それは自分のプライベートとして、自分の範囲だけで楽しむ、
あくまで外の世界とうちの世界を分けて考える。
外の世界には外の世界の常識というものがしっかりとあり、
それに乗らなければ、実社会ではやってはいけないものがある
だから、外の世界の常識に合わせてやってるんだ、
でも自分を持ちたいという人は、うちの世界で自分の常識を
持つようにする。それに自分の常識って変化するものだから、
最初は「こんなものかよ〜」と捉えていた外の(社会的)常識が
使いこなすうちに、自分の常識にも入ってきて、
自分のもの(心の軸というか基礎的なものまで)が堅固になる。
松尾も社会に出始めたころは、
常識のないやつだ〜というように見られていたでしょうね。
ですが、周りの方(社会的常識というものをお持ちの方)と
接していき、その中で失敗も数多くありましたが、
社会的常識を取り入れていき、自分の常識を
堅固なものにしていく、より社会に合わせたものにしていく
そんな経緯があります。それで(社会的常識を”ある程度ですが…”
持つようになって)良かったのだと心から思っています。
やっぱり社会的常識を持つことは自分自身を守る術です。
それがあると「元ひきこもりです」と言っても、
周りの方は「ひきこもっていたわりには、しっかりしているね〜」
と、捉えてくれます。
生きやすくなるのですね。
余談になりますが、自分自身がある程度満たされるようになると
他の人の心地よさや幸せについても考えるようになるのですね。
ひきこもる人って、基本的にやさしい(ナイーブな)方が多いから、
今は家庭とかで荒れていたとしても、自分が満たされると
家族のことはもちろん、しだいに外の人の幸せも
考えるようになるのかなとか思うのです。
貧困は自分自身のプライドが無い状態だそうですが、
ひきこもりも同じような感じですよね。ですが、自分自身に
プライド(自信・誇り)が持てるようになれば
必ず変わっていくと思うのですね。
それは親御さんがおどろくほど、
本人さんも、自分で驚くほどだと思うのですね◎