精神疾患と治癒について:その2

◇◆心技体とはよく言ったものです◆◇

こころの病:精神疾患とは不思議なものです。
物理的な要因もあるし、精神論(根性論)的な要素も
まったくないわけではありません。
本当に様々な要因が絡み合い、発症し、悪化し、
回復し、治癒していきます。

僕の母の鬱のケースは、
癌細胞摘出手術という一大事が無事終了し、
再発せずに時間も経過し、その中で、
気持ちも落ち着いていき、鬱症状が服薬せずにも
回復していったのだと思います。

なので、これは良い言い方ではありませんが、
母の癌がもし再発していたら、まったく違った(精神)状態に
なったのだと思います。あくまで母は元である、
癌手術の経過が良好だったのです。

ここで、考えてみたいことがあります。
鬱状態になっている、ひきこもりなりニートの若者が
元であろう要因、例えば、何かしら就労的なものにつくとか、
語りあう友人なりができたりとか、
その原因(??)が解決の方向に向かったならば、
果たしてどうなるのか…?

その上、こちらは服薬もするわけです。
抗鬱薬を医療で指示された通りに飲む。
まあ、松尾がそれを実践しているわけですよね。
仕事もほぼ毎日のように、無理のないペースで(これが大切ですよね)
行っています。働いています。

はっきり申し上げると、現在、松尾は恋人も親友もいません。
ですが、いろいろと話し合える職場の同僚がいたり、
家族間の関係が良かったり、仕事等も前を向いていたり、
とっても良い状態・状況です。

これで、鬱症状が良くならないわけがないと思ってはいます。
それこそ「心技体」の「心」は気持ちが穏やかになっている、
「技」は仕事が順調になってきている、
「体」は健康的な生活習慣を持ち日々を暮らしている、

そうなのです。この状況で、数カ月、様子をみてみたら
自分自身で実感できるのかもしれませんね。

『患者学』的な展開になってきました。
それは、試すという意味ではやってみても良いかもしれません。
松尾のウツももう長いです。そろそろ治ってきてもよい時期かもしれません。
試してみるというところで、話が落ち着いたようです。
(あくまで松尾の中でですが…。)

その中で『患者学』についても考えていければと思います。
というわけで、数ヵ月後に、また経過をお伝えします◎