ひきこもりから回復するための「3ステップ」

◇◆この段階方法は、シンプルそうで
 とてもよく練られた考え方です
◆◇

松尾は現在、
「NPO法人 ZUTTO 若者居場所工房 ぐーてん」
に勤めています。

「ぐーてん」は居場所をしています。
詳細を説明すると長くなるのでやめますが、
毎週木曜日は、いわゆる『若者の居場所』を催しています。

このブログを見られている方で、大阪方面にお住まいの方は
これから「ZUTTO」から配布されたチラシなりを
見られる機会もあるかもしれませんが、
「ZUTTO」では、「若者支援事業」として、3事業をしているのですね。

それが、『訪問支援(アウトリーチ)』→『居場所(ぐーてん)』
→『お店型の(就労前段階の)予行演習の場』のスリーステップです。

様々な若者支援機関ででも
このような事業展開はされていて、
とてもよくできた考え方(理論)なのですね。

三段階(スリーステップ)となっているのです。
大まかには、先ほど記した通りなのですが、
『アウトリーチ』→『居場所(生活支援)』→『予備就労(就労支援)』の
三段階で、そのクライアントの状態に応じて、どこかに所属します。

そのスリーステップですが、何も最初の『アウトリーチ』から受ける必要はなく、
最初から、『予備就労』の段階で支援を受ける方もいるかと思います。
そして、状態(精神疾患的な理由等)で『予備就労』から、『居場所』に
ステップ(下がるという意味ではなく)を踏む方もいるかと思います。

それぞれに応じた、段階段階での支援なのですね。
そしてこれは、最終段階(目標)を”就労”において
行われる支援システムなのですね。
(国の施策が、いわゆるひきこもり・ニートの若者を支援される側(立場)
 から、就労する→税金を払う立場にシフトしようとしていますよね。
 そのために国:行政の資金を投入し、民間業者に任せる部分は任せ、
 実地していますよね。)

これからのNPOは行政から降りてくるお金にばかり頼ってはいけない
という声も聞かれますが、やはり行政の資金力・ネットワーク力は
相当なものがあり、それに頼らないで、不登校・ひきこもり支援事業を
展開しようとすると必ず、無理難題が出てきて、
難しい局面に立たされるのではと思うのです。

『行政の持つ良い部分、民間の持つ良い部分を合わせて協働していく』

これがこれからの良い方式・形(スタイル)なのではと思います。
お互いの良い部分を出し合って、知恵等を出し合い、
社会問題に関わって、立ち向かっていきたいですよね◎