当事者グループについて:その1

◇◆自分にとっても大変近しい場所なので
 じっくりと考えてみたい
◆◇

以前のブログで、
発達障がい者の就労について考えてみました。
今回は「当事者グループ」について
考えられたらと思います。

講義をされた、
臨床心理士の先生も、おっしゃっていたのですが、
治療的な要素(服薬であったり、社会的適応力を高める
様々な療法であったり)が、大本にあり、
そして自助グループ(当事者グループ)の活動も
当事者にとっては大きな助けにある、とのこと。

確かにその通りだと思います。
松尾にとっても、当事者(グループ)活動は
大きな心の支えとなっています。

最近、神戸や姫路で活動する(元を含め)ひきこもりの当事者の方々と
交流が始まったのですが、とても良い刺激になります。
当事者のつどいの後、二次会で、ファミマに行き、お茶をしたのですが、
様子見的におしゃべりをしている雰囲気がある中で、
—それも本人にとっては、よい勉強になるというか、
この人とは現在はこれだけの距離、
だからここまでなら話せる、とか
考えたりしながらおしゃべりするのですね。

自分の人生をクリエイトする—ということは
こういう自助グループでも
自らの手で確かめながら進められるのですね。
これからグループ内で徐々に距離が縮まっていき、
ではそこからどうなる、どうする、ということになっていくと思うのですが、
距離が縮まり過ぎるとどうなるか、
どういう(当事者グループ)の傾向になるのか、
課題・問題点って必ず出てくると思うのです。

そのような「グループダイナミクス理論」を
現在の職場にて研修で受けていて、よく考えて行動しなければ
メンバーの皆が傷つくことにもなりかねない。
人間というものは、傷ついた経験のあるものこそ、
別の相手を傷つけてしまう傾向がある。
『DV(ドメスティック・バイオレンス)の理論』等でも立証されていますね。

かといって、習ったことをそのまま行うのではなく、
自分なりのその場での役割や、自分がその会でやりたいこと
そして何よりも自分がこうしたいだけではなく、
みんなが良い方向へ向かうことを念頭に置き、活動していきたいです。
それを実践できれば大きな自信に繋がるのだと思います。

鬱を抱えていて、ネガティブ思考にもおちいるのですが
トライする気持ちを忘れずに挑んでいきたいと思っています。
何にたいしてもそうだと思うのですが、
前向きに取り組んでいくと、絶対に成果・効果はある、
はっきりと形には見えなかったとしても、
確実に自分の血肉になっていく。
成長するのですね。

けっして独りよがりで行うのではなく、
自助グループのみんなのことを考えながら、
みんなに相談をしながら動いていく。
自分の幸せより、周りの幸せを考えること、
それは『自己犠牲』ではなく、自分の出来る範囲での行動なのですね(^v^)

最近、病状がよくなってきて、
前向きに様々な活動に取り組んでいるので、
何かにしろ、頼られるケースも出てくるようになりました。
もちろん、まだまだ欠点だらけの人間なのですが、
頼られるとやはりとても嬉しく、さらに前向きになりますね。

では、病状の悪い時の
当事者グループへの関わり方ってどうなるのだろう…?
ということで下段でその件に関して考えたいと思います◎