「アスペルガー症候群」に「境界性パーソナリティ障害」が懸かってくると…?

◇◆だからこそ、人間は複雑なりき◆◇

以前、ある発達障がいのSHGにお誘いを受けたというか、
松尾もやってみようかなあと思ったので、
本気で仲間に入れてください!と、
お願いをしようとしたのですが、タイミングを失してしまい、
けっきょくそのまま頓挫になっています。

今でもそのSHGに入ることを諦めたわけではなく
入会するのも有ることなのだと思っています。
松尾なりに会に貢献できるとも思いますし、
自分自身、充実感を得られると思うからです。

ところで、今回のテーマ、
「アルぺルガー症候群」に「境界性パーソナリティ障害」が
懸かってくると…?というクエスチョンですが、
実は、松尾はずっと自分はそのような状態だと
(松尾の場合は「AD/HD」と「境界性パーソナリティ障害」の重複ですが)
思っていた(勝手に思いこんでいた)のでした…。

自分は空気が読めない(KYな)ところがあるが、
みょうに場を感じ過ぎる、気にし過ぎるところもある、
空気を人を読み過ぎるところがあるのですね。
(臆病者なわけです。)
これは何なんだろうなあ…とずっと思っていて、
自己流で調査してみると、「発達障害」というものは、
大体において、一つだけではなく、重複しているケースが多い。

一番多いケースが、「アスペルガー症候群」と「AD/HD」が
重複しているケースだと思うのですが、かなり空気読めない性格だと
周りから捉えられている、落ち着きがないし(多動性)、
悪口でも思ったことをすぐに言葉にしてしまう。

なので、周りから嫌われ者状態になってしまい、
友だちがいなくなったりいじめられたりする。
そうなると、学校に行ってもしんどいだけですので、
行き渋りになり、そのうち行かなくなり、辞めてしまい、
ひきこもりがちになり、二次障害(鬱等)にかかってしまう。
自分はその(KY系発達障がいの)典型的なケースなのかなと
思っていたのですね。

それで、さきほど挙げた、「境界性パーソナリティ障害」が
懸かっているなのですが—それは例を挙げるならば
「ガキ大将の顔色ばかりうかがっていた」ということなんです。
空気読めない人間が、人を読もうとする、
しかもいばりんぼに好かれようとするわけで
ちぐはぐなものになってしまい、かえって嫌われたり、
いじめられたりする結果になるのですが、

そこまでへりくだるかというくらい、
そのいばりんぼのご機嫌取りをし、へりくだっていました。
ニュアンスは変わるかもしれませんが、
若き織田信長に日吉丸が何とか気に入られようとしていたと聞くと
「ああ、わかるなあ」といった感じにもなります。

話は少しずれましたが、とにかく「発達障害」の定説のひとつとして
「重複した発達障害」の症状があるので、さらに生きづらくなる。
松尾の場合は、”何と変わったことに!!”「発達障害」の中でも
折り合いつきにくいだろう「AD/HD」と「境界性パーソナリティ障害」が
ツインになったのではないかと(勝手に)思いこんでいたのですね。

ですが、自己診断での対応は大変危険でもあります。
誤った対処の仕方をしかねないわけなのですから。
「境界性パーソナリティ障害」の『キレやすい』とか『依存しやすい』は、
躁鬱病のライン(症状)でもあり得ることなのですね。
躁状態になると、依存しやすいというか、人恋しくなります。
メールをしまくったりとか、よく報告されることですよね。
キレやすいというのも、躁状態になるとよくあることなんですね。

なので、自己診断は大変危険だということです。
松尾がなぜ、まだ専門医の診断を受けていないかというと、
「それによって、日常生活で困っていない」からなんです。
たとえば、人に依存しやすいとか、迷惑がかかるくらいメールをするとか、
すぐに怒るとか、そんな症状は現在では全くありません。

日常生活において支障が無いのですね。
だから医師の診断は、その必要がない状態なんです。
ですが、日常生活に支障のある方は、
どんな症状にしろ、はっきりした診断を受けた方が良いのではと
私は当事者の一人として強く思います。
安心できるのでしょうし、何よりも今後の対処(自己対処も含め)が
わかりやすくなるからです。

少し長くなりましたが、よく有ることとしての「発達障害」の重複。
「アスペルガー症候群」と「境界性パーソナリティ障害」の重複について、
松尾なりの意見を述べさせていただきました◎