自己確知を活かす

◇◆自分は何者なのかが少しずつわかってくる気がする◆◇

少し前になるのですが、「自己確知」についてのWSを受けて、
「やっぱり自分って変わっているのかなあ」というよりも
「自分は人間くさいくらい、俗っぽいぞ」という感想を持ち、
だから、「ではいったい自分は何者なのか」と
疑問がふつふつと出てきて、確かめたくもなっていたのですね。

専門家に伺うという手段は取らずにグズグズとしていて、
けっきょく今回も誰にも聞かないのだろうな
なんて思っている連休最後の日なのですが(^^)

ところで先日、
あるセミナーに出席して、いろいろとお話をお聞きしました。
講師は、関西でも屈指の若者支援団体の統括リーダーをされている方です。
主任補佐のPSW・臨床心理士の方もご一緒でした。

現場サイドでの発達障がいや
それにまつわるひきこもり・ニート支援についての話で
現場ではこうこうですよと、だからこうする(実践論)
それは独りよがりではなく、そうなると支援にはならないので
何よりもその人その人に沿った支援をしていかなければならない、
段階でのステップアップ、少しずつの歩み、それでいいじゃないかではなく、
そうするしか(発達障がい者のひきこもり支援だけでなく)
ひきこもり・ニート支援とは成り立たない←あくまで松尾の感想です…。
実践に基づいたとても説得力のある講義でした。

そしてその翌日、
大学院でひきこもりの研究をされている方とお話をしていて
けっきょく、自分なりのつながりの中で少しずつステップアップしていくしかない
という話の展開になり、それはどういうことかというと、ステップアップとは
いきなり大きく出来るものではなく、徐々にしていくもので
人とのつながりが何よりも重要になってくる、
そのつながりこそ、自分が飛躍するきっかけになる、

ステージが上がるというと大げさに聞こえるかもしれませんが、
でも人間(ひきこもり・ニート)にとって、
ライフが前進するという充実感を得ることとは、
その小さなステップの連続であって、
いきなりは来ないかもしれないが、
一つの前進(ステップ)から連続するようにやって来る

それは体調や実績やつながり等から出てくるもの
「待つしかない」ではなく、自分から動いていき、失敗も沢山あり、
その中で経験をし、自己成長させていき
そして先出した体調・実績・つながりが繋がってくる
不思議なくらい連続して繋がってくる
ステップアップしたところで、さらに自分が成長していく
(その人なりの各段階でのステップアップ:成長の路)。

「そういったものなのかな〜」
なんて知ったかぶって、その院生さんとお話をしていました(*^_^*)

サブタイトルの「自分は何者なのか」ですが、
わかってくるものと、はっきりわからなくても良いもの、
はっきりしなくても生活に支障はないよねと感じられること、
ただ若者支援に携わるのなら、知識はなくてはならないので、
でも机上の知識ばかりではなく、実践からの経験値、
学歴も資格も関係のない「力そのもの」を含め、
総合的な実力・能力が問われるのかな
なんて、高卒クンがまたまた偉そうに語っていますね〜(^_^;)

とにかく、経験を踏むと(もし仮に実力がついてきているのなら)
発言は慎重になるし、思ったことをそのまましゃべるのではなく、
吟味してから話すようになる、書く行為ならばなおさらのことなのですね。

けっきょく今回の自己確知は、
「わかったことは共有、わかっていないことは自分の中にしまっておく、
他の人を困惑させないように」
そのようにしていきたい、なのでしょうか…?