うどん屋さんの心意気

◇◆どんなお仕事でも真剣にやっている姿はカッコいい◆◇

豊中市庄内の少しはずれにある
「若者居場所工房 ぐーてん」。
先日、スタッフみんなで、庄内商店街に店を構える
あるうどん屋さんへ体験取材に行って来ました。

うどん屋さんは、定休日なのに、
うどん作り体験のために朝早くから準備してくださり、
わたしたちを迎え入れてくれました。
そんなそぶりは少しも見せずに、取材に応じてくださったり、
職人系の方は自分の『道具』にさわられるのも嫌がるのが
普通なのに、道具を使って、うどん作りをさせてくださるご主人。

「本当にステキねぇ〜(*^_^*)」
と取材後、「ぐーてん」の女性スタッフは皆、
口をそろえて言っていました。
(残念ながら、ご主人には奥さまもお子さんもいらっしゃいますが…)。

イスを囲んでの取材(お話)の時間もたっぷり取ってくださり、
わたしたちもたくさんの質問をさせて頂きました。
どれも印象的なお話だったのですが、わたしが特に印象に残った事。

●「見て覚える」というのは、もう昔的。
 (自分もそうだが)ちゃんと教えてもらわないと覚えられない。
 教えてもらったうえで、何度も自分で復習してみる。

●自分の代わりはいないので、体調管理には
 とても気をつけている。規則正しく生活している。

●お客さんの前では例え体調が悪くしんどくても
 その素振りは見せない。自分が体調が悪かろうが、
 そんなことはお客さんには関係ない。お客さんはわざわざ
 この店までお金を払ってうどんを食べに来てくれているのだ。

●飲食業でも何でも商売は厳しい。
 特にこのご時世は本当に苦しい。
 だからアイディアをいつも考える、その姿勢を持つようにしている。
 そんな前向きさから、新しい発想(商売のチャンス)が生まれる。

●ここ庄内商店街も以前に比べ、人通りが減っている。
 ここに活気を戻したい。そのための一役を担いたい。

●商売を行うだけではなく、「社会に貢献したい」という気持ちが強くある。
 この店は地域の皆さんの居場所だという気持ちがある。

素晴らしいご主人でした。本物の「うどん屋」でした。
このかたに出あえて良かったです(^v^)

≪写真は、手ほどき頂きみんなで作ったうどんめんを
「ぐーてん」に持ち帰り、調理したおうどんです。
やっぱり手打ちのうどんは一味もふた味もちがいますね〜。≫