◇◆奇跡は人が人として起こす◆◇
通信制高校3年生だった時、
べてるの家の方々の講演会に行ったことがあります。
向谷地先生をはじめ、べてるのメンバーの皆さん、
独特のキャラクターの持ち主ぞろいで
楽しませて頂きました。
それにしてもべてるの家はすごいですね。
北海道の片田舎の町を
生きづらさを抱えた方が集える場
べてるを建ててしまったのですから。
スタッフ、参加者(住人)皆さんの
ご苦労は相当なものだったと思います。
ところでべてるの家を成功モデルと位置づけても
それは中にいる人たちにとっては
どうでもいいのだと思います。
自分(たち)が何をどうとらえるかであって、
こう感じて行動しないではなく
ベースにかかってくるので、
(もちろん個人差があるのですが)、
けっきょく、何を考えるか幸せになれるかなのですね。
それこそ病状が悪くなければ、
本当にゆったりとできるのですね。
それは要するに自分たちが
楽しんでいるかどうかなのであって
はたから見てれば大したことはないわけです。
まあ、人はちゃんとつながっているし、
つながっていくうちにお互いの気持ちが高まってきて、
理解しあえるかもという考え方なのですね。
それには一歩ずつの前進が必要ですよね。
べてるの家がそこを狙っているのかはわかりませんが、
少なくとも周りからはそう見えたりします。
これってユートピア構想だよな〜という気持ちで
いっぱいになるのですね。
夢があるからユートピアなのです。
ユートピアは北海道でなくてもよいのですね。
だって、肝心なのは他者からどう見られているかではなく、
自分がどう感じるかですから。
いろんな考え方を持つ人々が同じまちで
生活していくのが肝の部分なのですから。
これからも人間関係というものを見直すこととなるであろう、
べてるの家はもっともっといろいろなことを達成していったり、
するのでしょうね。そうしたら本当に素晴らしいですよね。
べてるの家は素晴らしいだけではなく、
私たちがどうしていくのか何を感じ次に動き、
そうして少しずつ社会が変わっていったら
こんなに素晴らしいことはないと私たちも思えるのでしょうね。