『山の辺の道』(Part1)・・・古代ロマンの世界を歩く

(%紫点%) 「平城遷都1300年記念特別講座」の”現地ウォーク”(第3回)を行いました。

・日時:10月14日(木)am10時〜pm4時半
・集合:近鉄桜井駅 10時
・【コース】: 近鉄桜井駅(集合)−茶臼山古墳−仏教伝来地碑−海柘榴市観音−金屋石仏−平等寺−大神神社−久延彦神社−狭井神社−玄賓庵−桧原神社−相撲神社−景行天皇陵−崇神天皇陵−黒塚古墳展示館・黒塚古墳−JR桜井線柳本駅(解散) (約10km)
・参加者:22名(女性7名、男性15名)
・スタッフ: 佐藤義夫リーダー、[西賀、谷、山中、常本]
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*「山の辺の道」について*
・我が国最古の道で、大和平野(奈良盆地)の東側に連なる山々の「山の裾」に位置するゆえ「山の辺の道」といいいます。風光明媚なうえ、古墳、古社寺、万葉歌碑、旧跡が多く点在し、歩く人々を古代の世界へと誘ってくれます。
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(%エンピツ%)仏教伝来地碑
・インドでおこった仏教は、67年に中国(後漢)に伝来し、384年に朝鮮半島の百済(くだら)に伝わり、6世紀半ば(欽明天皇13年−552年)に百済の聖明王(せいめいおう)によって日本にもたらされたとされています。
・桜井駅から約2kmの初瀬川(大和川)・馬井手橋のほとりに、右の写真の「仏教伝来地碑」がたっています。

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(%エンピツ%) 大神(おおみわ)神社(三輪明神)
・大和の「一の宮」。
・背後の三輪山を御神体とする日本で最も古い神社の一つといわれています。
・落ち着いた風格のある神社で、おすすめのスポットです。
・祭神大物主大神は、国土を築き農工賞商すべての産業開発、方除、治病、酒造、製薬、交通、縁結びなど人間生活の守護神とされています。
・万葉集(巻八〜1517)長屋王
「味酒(うまさけ) 三輪の祝(はふり)の 山照らす 秋の黄葉(もみじ)の 散らまく惜しも」
(対訳: 三輪神社のある山を、照らすばかりに色づいた秋のもみじの散ることのおしまれることよ)
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(%エンピツ%) 右の写真の背景の山が、 「三輪山」 です。
・大和で最も秀麗で神の降臨する聖なる山(甘南備山)。
・周囲16km、標高467m。
・古事記や日本書紀には、三諸山、御諸山、三諸岳などと記されています。
・古代史でいわれる三輪山王朝の象徴的存在の山と知られています。

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(%エンピツ%) 右の写真は、今日のウォーキングの最終地に近くにある崇神天皇陵(行灯山古墳。全長240mの前方後円墳)のほとりを歩いています。

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(%紫点%) (ウォーキングの感想)
・10月14日(木)の天候は「うす曇」。快適なウォーキング日和で、古代ロマンの世界に触れながら、一人の脱落者もなく、約10kmを歩きました。
・山の辺の道は、近くには…清流が流れ、秋の草花が咲き、実りを迎えた田んぼやミカン畑があり、また、遠くには…大和三山・二上山の眺望が美しく、帰りの電車では、心地よい疲労感に浸っていました。