『朗読入門』 〜朗読の魅力と楽しさ〜

(%緑点%) 後期講座(9月〜1月:全14回講義)の第11回講義報告です。
*右の写真は、全員が起立して、「発声練習」をしているところです。
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・日時:12月21日(火)am10時〜12時
・場所:すばるホール(3階会議室) (富田林市)
・演題: 「朗読入門」〜朗読の魅力と楽しさ〜
・講師: にしお みつこ先生 (朗読講師・元新劇俳優)
[講師略歴]
・1964年:若大将(東宝)、三匹の侍(KTV)など出演
・1968年:新演劇人クラブマールイ(主催・故金子信雄氏)、養成所、研究生を経てフリーに。
・1981年:㈱日本芸能教育センター(大阪事務所長)としてタレントの発掘・養成に携わる
・1995年〜2003年:ユニークジャズダンス住田恵子リサイタル(フェスティバルホール)の作・演出。
・現在:「芸能プロダクション・タレント養成所−演技、朗読など指導」(名古屋)、「劇団(脚本、演出)(東京)、「サークル活動(朗読サークル角笛、朗読教室からほりサロン、朗読サークル能勢など)」
*著書:童話「泣いたカラス」(2008年文芸社)
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(%エンピツ%) 講義の内容
*右の写真は、受講生が立って、教材の「春を呼ぶ角笛」を朗読しているところです。
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1.発声練習
・「あいうえおの唄」を全員で音読
・腹式呼吸による発声
・正しい発音について…口のあけ方、顔の表情筋の使い方など
・声を前に出す
・肩の力を抜く
・毎日、鏡を見ながら「あいうえおの唄」で発声練習…表情が明るくなり、顔にツヤが出てくる

2.朗読
・教材・・・「春を呼ぶ角笛」
・文章を「起承転結」に分ける
・読む早さ、ゆっくりさ、強弱など
・句読点の意味、ハイフン・点線の意味、行間の意味
・文章→「絵を思い浮かべて」読む
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(%ノート%)
・いつもの受動的な講義から、今日は一人ひとりが参加する講義で、勇気ある約10名の受講生が初めての「朗読」に挑戦しました。
・にしお先生は、朗読の合間には文章の情景を説明して、”まわりを探しながら”、”ゆっくりと”、”いっぱい歩いて疲れた”、”感情を上げて”、”感情を入れないで”などのアドバイスをされるユニークな指導方法。・・・2時間、休憩時間もなく、熱の入った講義でした。
文章をいきいきと「読んで表現」することの難しさ知り、朗読の奥深さの一端を知りえた講義でした。

*にしお先生からのメッセージ*
・朗読で大切なこと・・・表情・発声(腹式呼吸による張りのある声)、想像力(イメージトレーニング)
・発音は正しい表情筋を使うことにより、シワ解消と表情が明るくなります。
・いきいきと「読んで表現」することで、表情が豊かになっていくことを実感できます。
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(%紫点%)この1年、皆様のご協力により、休講も無く、講義やウォーキングなどを無事に行うことが出来ました。厚くお礼申し上げます。
来る年の皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
平成22年12月22日 シニア文化塾「事務局」 常本 知之