『東アジア世界』

(%青点%) 前期講座(歴史コース)(全15回講義)の第1回の講義報告です。
・日時:平成23年3月8日(火)am10:00〜12:00
・場所:すばるほーる(3階会議室) (富田林市)
・演題:「東アジア世界」〜東アジアと日本古代の国家形成〜
・講師:笠井 敏光先生(文化プロデューサー)

*今日は、平成23年度前期講座(歴史コース)の開講日です。
【前期講座(歴史コース)ご案内】
・期間:3月〜7月
・開催日:火曜日、午前10時〜12時
・講義数:15講座
・講義内容:「古代史」、「中世史」(平安時代・鎌倉時代・室町時代・戦国時代・江戸時代)、「近現代史」、「アンコール遺跡」、「漢字文化圏」、「暦の話」
・講師:各分野でご活躍の先生です。
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(%エンピツ%) 講義の内容
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*右の写真は、「日本の時代区分は?」という質問に対して、講師にあてられて、受講生(女性)が前に出て白板に書いているところです。
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1.アジアとは・・・
★講師より、世界地図が配布されて、 ”アジアの領域を赤線などで書いてください”
・「 ロシアはアジアなのか?」、「中近東は何処に線を引くか?」、「オーストラリアはどうか?」など、しばらくの間、…悩みの声が聞こえた。
☆次に、講師より正解の領域を示した地図が配布される。
・中央アジア、東アジア、西アジア、南アジア、東南アジアの領域が地図に示されている。
2.東アジアとは・・・
☆日本、大韓民国、朝鮮民主主義人民共和国、中華人民共和国、モンゴル国、台湾(中華民国)
3.時代区分は・・・
☆旧石器⇒縄文時代⇒弥生時代⇒古墳時代⇒飛鳥時代⇒奈良時代⇒平安時代⇒鎌倉時代→(南北朝)→室町時代→(安土桃山)→江戸時代⇒明治時代→大正・昭和・平成
・時代区分の4つの根拠:「考古学」・「宮都」・「幕府」・「天皇」…基準がバラバラ
・「時代区分の世界基準」と(日本):「古代」(縄文−平安)⇒「中世」(鎌倉−室町)⇒「近世」(江戸)⇒近代(明治・大正・昭和)⇒現代(昭和20年以降)
4.国家と呼ぶのはいつの頃か
(1)東アジア世界の四つのキーワード
漢字(道具、ツール)②律令(政治機構)③儒教(政治理念・イデオロギー)④仏教(政治理念)
・四つのキーワード=「政治」
・仏教(平等)と儒教(上下関係)
・道教(日本では神道・密教)
(2)三国(日本、韓国、中国)の連関
(日本)・・・・・・・・(韓国)・・・・・・・・(中国)
[弥生]・・・・・・・・[三韓]・・・・・・・・[漢〜三国]
[古墳]・・・・・・・・[三国]・・・・・・・・[南北朝]
[飛鳥・奈良]・・・[統一新羅]・・・・・[隋・唐]
・日本・韓国・中国は併行関係。
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(%ノート%) 今日の講義を含めて、4回の講義で、「東アジアと日本古代の国家形成」について学び、”東アジアで日本のできることは何か”を考察します。