『人類の誕生』

(%緑点%) 前期講座(歴史コース)(3月〜7月:全15回講義)の第4回の講義報告です。
・日時:4月5日(火)am10時〜12時
・場所:すばるホール(3階会議室) (富田林市)
・演題: 「人類の誕生」
・講師:笠井 敏光先生 (文化プロデューサー)
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*今日のテーマは、”人類の誕生”です。人類は、いつから存在したのでしょうか。どのような進化をしてきたのでしょうか。また、人類と他の動物を区別するものは何でしょうか。
*地球の年齢は、—およそ45億年前、生命が誕生したのは30数億年前、人類の祖先が現れたのは600万年前といわれています。
*ダーウィンの「種の起源」(初版1859年刊)…人類の進化の研究は、、それほど古い歴史をもっているわけではありません。

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(%エンピツ%) 講義の内容
1.ヒトの特長…①二足歩行 ②器用な手 ③両眼視 ④大きな脳
2.進化した器官
3.進化上の問題点…①歯(あごが小さくなる)②椎間板ヘルニア③偏平足など
4.真猿類〈4000万年前)
5.類人猿(500〜800万年)
・オランウータン・チンパンジー・ゴリラ(DNAは99%ヒトと同じ)
6.猿人(600〜150万年)
・アフリカ、二足歩行、協力、学習など
7.原人(160〜20万年)
・北京原人・ジャワ原人、狩猟、火、建築、言語、握斧など
8.旧人(20〜4万年前)
・ネアンデルタール人、衣類、埋葬、儀式など
9.新人(4〜1万年前)
・クロマニヨン人、白人・黒人・黄色人・アボリジニの識別など
10.自然環境
1万年前にできた日本、温度上昇=海面上昇=陸地狭く、植生の変化
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○脳について
・「腕組み」と「指組み」…どちら(右・左)の腕・指が上にくるか?
「右脳」=感性・芸術 「左脳」=言語、論理
・男脳、女能
・ヒトの脳は何gですか?(脳のエネルギー消費は全体の20%をしめる)
・脳が大きくなる傾向
○顔について
・顔は「個体識別」
・頭と顔の境界線は?
・全側面角→顔が直立(90°に近くなってきている)
○歯について…・咬み合わせ形式、犬歯の退化
○耳垂の形…鋭角型(東南アジア系)、直角型・鈍角型(北東アジア系)
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(%エンピツ%) 文化の発達 → 調理技術 → 食物の軟化→歯・顔の縮小→脳の大型化→文化の発達
(%エンピツ%) 「縄文系と弥生系」
(+)四角 (−)長い ② (+)濃い (−)薄い ③まぶた (+)二重 (−)一重・・・・・・・・⑧ひげ (+)濃い (ー)薄い ⑨耳垢 (+)湿 (ー)乾 ⑩腋の匂い (+)有り (−)無し
・顔は、時代、地域などにより特色があります。
・(参考):(+)の要因が多い場合→縄文顔、 (−)が多い場合→弥生顔
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(%青点%) 《連絡事項》
次回(4月19日(火))の講義について…受講生の皆様へ

○下記の通り、日程通り、開催することになりましたので、ご連絡します。
・日時:4月19日(火)am10時〜12時
・場所:すばるホール(3階会議室) (富田林市)
・演題:「竹内街道の変遷」
・講師:上野 勝己先生(元竹内街道歴史資料館館長)
(記載日時:4月11日 am7時25分 常本知之)
 
・〈問合せ〉:事務局 常本 携帯090-3990-3907