『いきいき朗読』(詩を読む)

(%紫点%) 前期講座(文学・文芸コース:全14回講義)の第10回の講義報告です。
・日時:6月16日(木)pm1時30分〜3時30分
・場所:すばるホール(3階会議室) (富田林市)
・演題: 「いきいき朗読」〜発声練習、絶句・詩を読む〜
・講師:野村 康子先生(朗読講師)
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*全員立って、発声練習をしています。
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(%エンピツ%) 講義の内容
「発声練習」(朗読の講座は、毎回、発声練習から始まります)
・五十音「・・・キャ・ケ・キ・キュ・ケ・キョ・キャ・キョ・・・」
・外郎(ういろう)売り
(早口言葉) 「・・・盆豆、盆米、盆ごぼう、摘たで、摘豆、つみ山椒、・・・」
・右の早口言葉を読んでみてください。(いかがですか。なかなかスムーズには読めませんし、アクセントが難しいです。)
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○今日の題材:「絶句・詩を読む」
★『五言絶句』(杜甫)
「江碧鳥逾白 山青花欲然 ・・・・・」
★伝書『花鏡(かきょう)』(世阿弥)
「是非の初心を・・・。時々の初心を・・・。老後の初心を忘るべからず。」
★詩『おなじく』(山村暮鳥)
「おうい雲よ ゆうゆうと・・・・・・どこまでゆくんだ・・・・・」
★詩『雨ニモマケズ」(宮沢賢治)・詩『初恋』(島崎藤村)
・右の詩を声を出して、数回、読んで下さい。

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*今日は、「全員で発声練習」、「全員で絶句・詩を読む」に加えて、初めての経験−「席の列ごとに読む」、「一人で立って読む」−などにチャレンジしました。
・杜甫の「五言絶句」…席の列ごとに行を変えて読む。
・山村暮鳥の「おなじく」…一人で立って、しかも暗記して読む。
・島崎藤村の「雨ニモマケズ」…一人一行づつ分けて全員で読む。

*”教室で一人で立って読む”ことなど、シニアにとっては、恥ずかしさが先立って、尻込みをしていましたが、野村先生の指導により、少しずつ馴れてきました。

《野村先生からのメッセージ》
1.腹式呼吸で、おなかの中から声を出すことにより活力が出ます。
2.発声・発音練習により、その人、それぞれの声を磨きましょう。美しい声ではなくて、個性としての声を磨きます。
3.さまざまなジャンルの作品を朗読し、作品のもつ魅力を味わいましょう。