(%紫点%) 前期講座（文学・文芸コース：全14回講義）の第14回の講義です。今日で、3月から7月（5ヶ月間）の前期講座は終了です。
・日時：7月21日（木）午後1時半〜3時半
・場所：すばるホール（3階会議室） （富田林市）
・演題： 「いきいき朗読」〜発声練習、小説を読む〜
・講師：野村 康子先生（朗読講師）
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(%エンピツ%)講義の内容
○「発声練習」（朗読の講座は、毎回、発声練習から始まります）
・五十音（・・・ガ・ゲ・ギ・グ・ゲ・ゴ・・・）
・外郎うり（来るは来る何が来る、高野の山のおこけら小僧。狸百匹、箸百膳、天目百杯、棒八百本。・・・）
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○今日の題材「小説を読む」
★ 『蜘蛛の糸』 （芥川龍之介）
・右は、小説「蜘蛛の糸」の一節です。
・声を出して、数回、 読んでください。
＊今日は、全員で、また、席の列ごとに朗読。
★ 『我輩は猫である』 （夏目漱石）
・右は、小説「我輩は猫である」の冒頭部分です。
・数回、声を出して読んでください。
＊今日は、全員で、また、席の列ごとに朗読。
★詩集 『求めない』（作：加島祥造）（小学館 2007年）（抜粋）
求めない—
すると
簡素な暮らしになる
求めない—
すると
いまじゅうぶんに持っていると気がつく
求めない—
すると
いま持っているものが
いきいきとしてくる
求めない—
すると
改めて
人間は求めるものだ
と知る
求めない—
すると
キョロキョロしていた自分が
可笑しくなる
求めない—
すると
自分の好きなことができるようになる
＊加島 祥造（かじま しょうぞう）
・東京・神田生まれ。（1923年〜 ）
・詩人・英米文学翻訳家・墨彩画家・老子研究など
（今日の最後は、詩集「求めない」を全員で朗読して終了しました。）
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《野村先生からのメッセージ》
１．腹式呼吸で、おなかの中から声を出すことにより活力が出ます。
２．発声・発音練習により、その人、それぞれの声を磨きましょう。美しい声ではなくて、個性としての声を磨きます。
３．さまざまなジャンルの作品を朗読し、作品の持つ魅力を味わいましょう。
＊ご案内＊…下記の講演会に野村先生が参加されます。
・富田林市「第２７回平和を考える戦争展」（平和記念講演会）
”今を生きる私の戦争体験”〜当時の生活と空襲・原爆〜
・日時：8月6日（土） 午後１時30分〜
・会場：すばるホール（銀河の間）
・内容：戦争体験者の話（吉本さん・福田さん）、手記の朗読（野村先生）
