『自然観察会』…山野の花(初夏) ≪弘川寺≫

(%黄点%) 今年、第3回の『自然観察会』の報告です。
・日時:5月8日(水)am10時〜12時半
・場所:弘川寺(南河内郡河南町)
・講師:田淵 武夫先生(富田林の自然を守る会代表)
・参加者:13名(男性2名、女性11名)
・(%晴れ%) 朝は9℃で少し寒く、昼間は20℃を超える快晴の天気。
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○右上の写真は、ヤマフジを観察しています。
【ヤマフジ(山藤)】マメ科 フジ属
日本固有のつる性植物。紫色の小花が多数咲き、枝の先から20〜50センチほどの房となって垂れさがる。花の房がやや短く、つるが右にまくヤマフジも日本固有種である。
・花期:4月〜5月
・分布:本州(近畿地方以西)、四国、九州に自生する。栽培もされている。

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○今日の自然観察会は、西行法師で有名な弘川寺周辺です。弘川寺から葛城山に続く道を登りながら、草花・樹木を観察しました。
弘川寺(ひろかわでら)は、天智四年(665)役小角によって創建されたと伝えられ、平安時代の弘仁三年(812)空海によって中興された。
文治五年(1189)には、西行法師がこの寺を訪れ、この地で没している。-「願わくは 花のしたにて 春死なむ その如月の 望月のころ」(西行)
・弘川寺は、「桜の名所」・「紅葉のスポット」として、多くの人が訪れています。

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○右の写真は、シャガで、今が満開の時期です。
【シャガ(射干;著莪)】アヤメ科 アヤメ属
高さ50cmほど。葉は上面が内側に折りたたまれ、さらに一方に傾く。白っぽい紫のアヤメに似た花をつける。花弁に濃い意紫と黄色の模様がある。長い地下茎を伸ばして群落となる。古く中国から伝わったものと言われる。
花期:4月〜5月
分布:本州、四国、九州

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(%エンピツ%) 5月8日に観察した草花・樹木
「草花」 …ウシハコベ、オランダミミナグサ、カキドオシ、カラスノエンドウ、キランソウ、コハコベ、シャガ、スズメノヤリ、ナズナ、ニガナ、ハルジオン、ヒメウズ、ホウチャクソウ、マムシグサ、ムラサキケマン、ヤエムグラなど43種類
「樹木」…アオキ、アカマツ、ウツギ、モチツツジなど7種類