「湖都大津・幻の都に名刹を訪ねる」

(%黄点%)後期ウォーキング(文化塾友歩会)の報告です。
・日 時:9月26日(土)9時〜16時
・【コース】:京阪淀屋橋駅(9時集合)−京阪京津線上栄町駅(10時40分)−三橋節子美術館−長等公園−長等神社−三井寺−レストラン風月(昼食)−大津市歴史博物館−琵琶湖疎水−琵琶湖周航歌碑−大津港(現地解散:16時) (約8km)
・参加者:18名
・天候:晴時々曇
・スタッフ:佐藤(リーダー)、置田、房田
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(%エンピツ%)犬塚の欅(滋賀県大津市逢坂・上栄町駅近く)(*右上の写真)
(伝説)京都から大津へ難を逃れてやってきた蓮如上人が、他門の門徒に毒殺されようとしたときに、忠犬が身代わりになって死んだので、この犬を埋めた塚に欅(けやき)を植えて弔った。(欅は大津市の天然記念物)

(%エンピツ%)三橋節子美術館(大津市小関町)
長等(ながら)公園内に、35歳の若さで逝った画家「三橋節子」の美術館がある。近江・琵琶湖の歴史・伝説や自然をテーマにした『湖の伝説』、『鬼子母神』、『花折峠』、『三井の晩鐘』など数多くの作品が収蔵・展示。
*(右の写真)−中央の作品が『花折峠』。

(%エンピツ%)三井寺(大津市園城寺町)
*(右の写真)−三井寺の金堂(本堂・国宝)で、本尊として弥勒菩薩が祀られている。秀吉の北政所により再建。
・三井寺(みいでら)は、正式には「長等山園城寺(ながらさん おんじょうじ)といい、天台宗寺門(じもん)派の総本山。(比叡山延暦寺を山門というのに対し寺門という。)
・大津市、琵琶湖南西の長等山中腹に広大な敷地を有し、東大寺・延暦寺・興福寺と共に本朝・四箇大寺(しかだいじ)の一つとされている。
・天智・弘文・天武の三天皇の勅願により大友与多王(壬申の乱で敗れた大友皇子の子)が父の菩提を弔うため自分の荘園を寄進して建立され、天武天皇より「園城」の勅額をたまわり、長等山園城寺と称したとしたと伝えられる。
・境内に天智・天武・地頭の産湯に用いられた井戸水があり、「御井(みい)の寺」といわれた。
・平安時代、五代天台座主・智証大師(814−891年)により中興。
・長い歴史の上で、再三の兵火(源平の争乱、南北朝の争乱など)にあい焼失したが、豊臣氏や徳川氏の尽力で再興。
・西国三十三所観音霊場の第十四番札所として知られている。

(%エンピツ%)大津市歴史博物館(大津市御陵町)
大津市の歴史と文化を展示(大津は、日本の東西を結ぶ交通の要地であった)。博物館の学芸員より展示の紹介−「堅田の街並み」の復元模型、「大津宮」の復元模型、延暦寺とその門前町として発展した坂本城(城主-明智光秀)の歴史など。

(%エンピツ%)琵琶湖周航歌歌碑
琵琶湖湖畔にある、旧三高寮歌の歌碑と廃屋となっている艇庫の近くで、「琵琶湖周航歌」を歌う。
(一)
われは湖(うみ)の子 さすらいの
旅にしあれば しみじみと
昇る狭霧や さざなみの
志賀の都よ いざさらば