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俳句「住吉に歌の神あり初詣」(大橋桜坡子)
(句意)(住吉明神は、航海、和歌を司(つかさるど)る。)
住吉明神は、航海の守護神、和歌・小説の神、産業・貿易・外交の祖神。
大橋桜坡子(おおはしおうはし)は、大正・昭和期の俳人。
*右の写真は、平成29年1月2日の住吉大社の「太鼓橋」です。これを渡ればお祓いになるとの信仰がある。
◇住吉大社
大阪府大阪市住吉区住吉にある神社で、摂津国一宮、「延喜式」神名帳の名神大社で、毎年、初詣参拝者の多さでも有名。
・住吉神社は、全国に約2千余あるといわれ、住吉大社は総本社。
・祭神…イザナギノミコトが禊祓を行った際に海中より出現された底筒男命(そこつつのおのむこと)・中筒男命(なかつつのおのみこと)・表筒男命(うわつつのおのみこと)の三柱、そして住吉大社を鎮座された神功皇后(じんぐうこうごう)を祭神とする。
・鎮座(神様の地を定めて、お祭りすること)…神功皇后摂政十一年(西暦211年)に鎮座。〈2011年(平成23)には鎮座1800年を迎えた〉
◇酉
「古く殷(いん)の時代にすでに存在した干支は、物事の始めから終わりまでを示します。今年の干支は「酉」。酒や酢、醂、果ては薬となって人を治す醫。本来、酒を表し、西の方角を示すこの字を見ると、一日の仕事を終え、西に向かう太陽を見送って酒を飲む、3500年以上も前から続く人々の生活が今も変わらずあることを幸福に感じます。」(四重田陽美先生からの年賀状より)
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◇シニア文化塾は、設立して8年目になります。
「本年もどうぞよろしくお願いします。」
2017年(平成29年)1月3日 シニア文化塾「事務局」 常本知之