講座日誌(歴史)①−「信長に叛いた家臣たち」

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・日時:2019年3月5日(火)am10時〜12時
・会場:すばるホール(富田林市)
・講師:天野忠幸先生(天理大学准教授)
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(要約)
近年、過剰な信長の英雄視に疑問が続出
革新者としての信長像について、近年、その評価の見直しが行なわれている。
・天下布武の実際の意味は、天下統一ではなく、「畿内を平定し幕府を再興する」。
・楽市・楽座は、信長独自の革新的政策とする見方に対して、基本は既得権を保護、六角氏や今川氏が先行していた。
・人材登用は、晩年は尾張出身者を優遇する依怙贔屓人事へ。
・江戸時代、信長の評価は低かった。新井白石らが信長の残虐性を強く非難。
・信長好きは、明治時代とバブル崩壊後(平成時代)。
◆「松永久秀」、「別所長治」、「荒木村重」について、織田信長の対応を研究。

〇家臣から見た信長…過剰な競争、不公平な人事。
〇家臣の気持ちがわからない信長『信長公記』
(以下、省略)