『秋の草花』(自然観察会・日誌)

(%青点%) 自然観察会の報告です。
・日時:10月10日(水)am10時〜12時
・場所:奥の谷(富田林市)
・講師:田淵 武夫先生(富田林の自然を守る会)
・参加者:9名(女性)
・天気:(%晴れ%)晴れ時々曇り(日射しはまだ残暑の気配。日蔭は、すっかり秋です。草花の開花は、暑さが長く続いているためか、ズレている模様。また、あちこちにイノシシが荒らした跡が。・・・里山・奥の谷の10月です。)

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(%エンピツ%) 10月10日に観察した草花
・「ワレモコウ」、「ヨモギ」、「ヤブガラシ」、「メヒシバ」、「ミゾソバ」,「ボントクタデ」、「ベニバナボロギク」、「ヒナタイノコズチ」、「ツリガネニンジン」、「ツユクサ」、「タムラソウ」、「ススキ」、「シュウカイドウ」、「コガマ」、「ゲンノショウコ」、「キツネノマゴ」、「カラムシ」、「オッタチカタバミ」、「イニガラシ」、「アカネ」など・・・50種類

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(%ノート%) 「ゲンノショウコ」(右の写真)
・ふうろそう科。日本各地の山野や道端、土手などに自生する。
・高さ60cmほど。根ぎわより分岐し株状になる。葉は5裂し、暗紅色の斑点が目立つ。
・花は、白色と紅色のものがあり、朝開いて午後にはしぼむ。
・ウメににた小さな五弁花を二個ずつつける。
・和名 「現の証拠」 と書き、薬用として飲むと必ず効果が現れるという意。茎、葉を日干ししたものが生薬のゲンノショウコで、煎じて飲むと下痢止めに効く一方、便秘にも効果がある。

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(%ノート%) 「 ミゾソバ」(右の写真)
・タデ科タデ属。花期は8〜10月
・水田地帯の用水路など湿地に生える1年草。
・茎はよく枝分かれし、細かい棘状の毛が生えている。
・枝先に淡い紅色の小さなな花が、10〜20個まとまってつく。
・実がソバに似ているため溝蕎麦と呼ばれる。

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(%赤点%) 「自然観察会」は、来年も行う予定です。
・シニア文化塾で、もっとも長く続いている会です。(奥の谷という里山で、しかも、同じ場所で、来年で“5年目”になります。)
・シニアにとっては、なかなか草花の名前が覚えられませんが、 それが返って会が続いているのかもしれません。田渕講師の辛抱強さに感謝しています。

☆“自然観察会の紹介”
定点観測…野の草花は、季節によって咲く花の種類が、どんどん変わっていきます。同じ場所でも、一か月に1回、足を運べば、季節の移り変わりとともに、次々と違う草花の開花を観察することができます。
自分で記録する…手帳とルーペを手に、余裕のある方は図鑑やカメラをもって歩くのも良いでしょう。自分で記録をとれば楽しさが倍増します。
草花の多様性…種の保存、裸子植物と被子植物、単性化と両性化、受粉の様々な形態、虫、鳥などの花粉媒体、茎・葉・花・果実の多様など自然界の神秘に出会います。
歩く距離は約2〜4kmで、ゆっくりと約2時間歩きながら、田渕講師の解説とともに観察します。