≪文学館を訪ねる≫

(%黄点%)4月上旬、講座の題材探しのため、文学館を訪ねました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(%エンピツ%) 「神戸文学館」
・住所:神戸市灘区王子町3-1-2 (JR灘駅より徒歩10分)
・明治以降の神戸にゆかりのある文学者(小泉八雲・谷崎潤一郎・遠藤周作・堀辰雄・司馬遼太郎・横溝生史、賀川豊彦・石川達三・妹尾河童など33名)の作品や資料を展示。
時実新子展の見学…自筆原稿・色紙・書籍・雑誌などを展示
・時実新子(ときざね しんこ)(1929年−2007年)/川柳作家
「こんなことで泣いてなるかと空を見る」
「風の駅まもなく電車が入ります」
「いちめんの椿の中に椿落つ」
「たましいに 挿す紫の花の芯」
「空に雲この平凡をおそれずに」
「本音を吐く川柳の捨て身の力まだまだまだ」 他

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(%エンピツ%) 「田辺聖子文学館」
・住所:東大阪市菱屋西4-2-26 (近鉄奈良線 河内小坂駅より徒歩5分)
・田辺聖子の母校・大阪樟蔭女子大学(小坂キャンパス図書館内)にあり、古典から恋愛小説、エッセイなど多岐にわたる田辺聖子の旺盛な執筆活動が、わかりやすく展示。
田辺聖子の言葉
・「ただしいことを信条にしたらあかん。たのしいことをしたらよろし」
・「自分の胸の奥底の遠い遠い声に、耳をかたむける」
・「「思い込み」は、クリエイトする人間のいちばんの敵である」
・「いい友達をもってる、ということが、人間の一番のお手柄」
・「別れるために、人間て、生きてるようなもんですね。子供は、手放すために育てるようなもんや」
・「人生には結構、生きてよかった という日が、星屑のようにばらまかれている」 など

・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(%エンピツ%) 「司馬遼太郎記念館」
・住所:東大阪市下小阪3-11-18 (近鉄奈良線 河内小阪駅より徒歩10分)
・記念館は、司馬遼太郎の自宅と隣接地に立つ安藤忠雄氏設計のコンクリート打ちっ放しの建物で構成。2001年11月開館。
・高さ11mの壁面いっぱいに書棚が取り付けられ、資料、自著、翻訳など約2万冊の蔵書がイメージ展示してあります。。⇒「大書架」と呼んで、何かを「感じる」「考える」・創造空間です。…館内は、撮影禁止。(右の写真は、記念館のパンフレットから転写)

☆右は、記念館に隣接した司馬遼太郎の自宅(書斎)で、晩年に使用した時のまま残されており、庭から見学することができます。

**司馬遼太郎**(1923年〜1996年)
・小説:『竜馬が行く』『坂の上の雲』『翔ぶが如く』『菜の花の沖』『胡蝶の夢』『花神』『峠』『関ヶ原』『城塞』『箱根の坂』『播磨灘物語』『覇王の家』『世に棲む日日』『空海の風景』など
・紀行、エッセイ、対談:『街道を行く』『この国のかたち』『風塵抄』『手掘り日本史』『歴史と小説』『日本人を考える』『古往今来』など