12月4日、みのお人権フォーラムで2つの分科会に午前午後参加してきました。
一つ目は教育(子ども)の分科会
「セクシュアル マイノリティってなに?
子どもたちを取り巻く、多様な性について知ろう」
すぎむらなおみさんのワークショップ
プログラムは2時間の中で素晴らしい暖かさ。
すぎむらさんのあたたかさから多くのことを学びました。
40名ほどの参加者4グループに分かれて
アイスブレークが終わり、
各々グループで分かれ、「黒いランドセル」というタイトルで
①登場人物②こんな出来事がありました。(状況説明と共有)
③②の問題に対して対策をグループごとに役割が与えられ
(性格や思考も)自分自身を出さずに自由に対策を話し合う。
(即興で役割がくじで決められ、おのおののグループの設定も違う。)
私のグループでかなりきつい役が当たってしまい
気持ち悪くなりながら台詞をいう。
「女の子は女らしく、男の子は男らしく、ランドセルは女の子は
絶対に赤!に決まってるやん」没
とかいう「キクチ先生」になった。
グループ発表を終え、それぞれの事情を説明されていく。
性別とはなにか?
いろんな呼ばれ方
DVを受けている人の周辺の関わり方など
一度は聞いたことあることではあったけど
改めて考えなおすことが山ほどあった。
![](/img/u634/FI38215_1E.jpg)
印象に残っているのは、性同一性障害をもっている子どもたちが
話しやすい、相談しやすい環境とはしっかりと宣伝すること。
細分化した性教育ではなく、すべて網羅した形で、ジェンダーのことも
含めた書物などを作成して、「あ、これだ!」と気づける環境を作り
相談窓口も合わせた形で「いじめ」相談や様々な相談に
連なって掲げておくことが必要であるとおっしゃっていました。
午後からは
外国につながる若者たちが語り合う
「今なら言える。あの時伝えたかったこと…」
コーディネーターは金香百合さんでした。
ペルー、ベトナム、中国、在日韓国
各々の話からイメージしたのは、
4名中3名が「戦争」が関わっていて
1名が「貧困」からの出稼ぎであった。
名前を隠すことが差別されないと思っていた親の気持ちが
ずっしりと辛く安心できなかった小学時代。
ペルーの彼は、見たときに外国の人と分かるので
隠すことができない。だけど、助けてくれる仲間がいたから
今も元気にやっていること。そして彼を慕って多くの外国の
子どもたちが集まってきている現実。
中国残留婦人の祖母と一緒に14歳の時に日本へ。
両親の言葉の壁をずっと助け続けて
自分自身のことを聞いて欲しいと思ったまま大学へ。
「もっと泣いても良い。もっと自信をもちなさい。」
自分のことを分かってくれる人の存在は
安心安全を生みだしてくれた。
![](/img/u634/FI38215_3E.jpg)
印象に残った言葉は
「傷ついたことは
人によって癒される」
何度も何度も胸が熱くなりました。
それでも、金さんのあたたかな進行で
場もやわらかく午後も本当に多くの学びがあり
朝も早く、いろんなことが積みあがってきているので
体力的に参加を悩んでいましたが
参加して元気になったので
参加を決断した自分を褒めます(%ハート%)
いろんな人の出会いや言葉には
やっぱり積極的に向かわなくっちゃって思いなおした1日でした(%笑う女%)