10月のコラボ談話室を開催しました!

10月1日(土)、「コラボ談話室」が開催されました。9月3日の談話室が台風で中止になりましたから、2ヶ月ぶりの開催です。参加者は初参加8人を含む15人。男女比は9:6、年齢分布は20代(1)、30代(2)、40代(1)、50代(2)、60代(3)、70代(5)、80代(1)であり、めざしている“多世代の井戸端会議”に一歩近づいた感じです。机を5角形に配置したことで、円卓に近い雰囲気も演出できました。

話題提供は「子そだて、孫そだて」(飯田道子さん)。80歳代の飯田さんは、子どもの虐待が報じられているが、親夫婦・祖父母の4人もいて、なぜ1人でも子どもを助けられないのか?/子どもには年齢に応じた生活力を引き出すように育てた(例:3歳でシャンプー)/公園の掃除をしながら中学生に声をかけ続けたら、向こうからあいさつが返ってくるようになった/子どもは7つ褒めて3つ叱れ/肌を離すな・手を離すな・目を離すな・心を離すなの順で育てたいと、これまでの経験を振り返りながら話されました。

そのあとはお茶をいただきながら、次のような談義がされました。
最近の親は介護・サークル活動・仕事で忙しく余裕がないのでは?/約100年前の虐待による死者が年116人だったように、幼児虐待は時代を問わずあった/幼児虐待の要因が戦前は貧困だが、現在は親のわがまま/豊中にはファミリーサポート(子育て支援の必要者・支援者をつなぐ)の制度もある/子育てには生活力とともに判断力を養うことも大切/核家族化の中で相談できる人や叱る人が近所にいない/近所の子どもをできるだけ叱るようにしている/女房が孫育てに熱中して1ヶ月も留守をするので困る。自分も孫とどの程度の距離を保つかで悩む/物心両面で気を配ってきた孫が成長とともに離れていくのが淋しい/

逆に孫にもっと関心を持ってと娘に言われて困る/親から受けた愛情を教室の子どもたちに伝えるようにしている(例:自分からあいさつ)/孫の面倒を見る前に自分育てで精一杯/孫のプレゼントに店1軒買い占めたいこともあるが、責任をとれないから孫育ては子どもにまかせる/孫が来ると嬉しいが、すぐ疲れるから帰るときはもっと嬉しい/ベビーカーを押していたら“邪魔”と言われたことがあるが・・/子どもの成長には世代を超えた組織(例:ボーイスカウト)で自分の位置や役割を学ぶことが大切/“恥を知る”ことを学ぶ必要もある/母は強し=精神作用として女は自己中心と認めた方がよい/子に母乳を与えながらケータイするなら、顔を見ながらミルクを与えた方がよい/子に対する親や祖父母の思いを知れて良かった/仕事も忙しいが子育てとの両立を実現したい

参加者の年齢から、かわいい孫との距離をどうとるかで盛り上がりました。人は、物や金ではなく、家族や地域の関係の中で育つこともたくさん語られました。子連れで参加されたお母さんの「ベビーカーを押していて邪魔といわれたが、そう思いますか?」は、考えさせられるメッセージでした。

次回の予定は、次のとおりです。
土曜日の朝、いつもより少し早く、ふらりとお出かけください。

(%青点%) と き:11月5日(土)10時〜12時

(%赤点%)ところ:2階集会場(事務所の横)・・・会場が変わります!

(%緑点%)テーマ:「歯科医45年で見えたこと、考えたこと」(瀬尾三男さん)
歯科医として45年、学校医として38年・・。時代が変化していく中で、住民、子どもや親、先生などとの交流から“見えたこと、考えたこと”をうかがいながら、気軽に語りましょう。

※添付のPDFをご覧ください。

(やまもと)