5月11日、「コラボ談話室」を開催しました。参加者は初参加2人を含む21人。話題提供は、「バブル崩壊後世代の考え方」(後藤孝雄さん)。後藤さんは、「私は、30歳の頃、畳屋を起業した。38歳の私は、①バブル期を知ってる世代と、③バブル期をまったく知らない世代の②中間の世代。①の人は、景気が良かったときの話しばかりするが、何の役にも立たない。求められているのは、ばらばらになった世代間の交流ではないか。」「私は畳を次の時代につなぐために畳屋を頑張りたい。海外進出の夢も持っている。」と話しました。
その後、久保田哲也さんの進行により、次のような談話がされました。
アベノミクスによるバブルを期待する友人もいるが、在宅勤務の私には、エステよりも庭で野菜づくりの慎ましやかな生活が大切/考え方が前向きになるバブルは悪くない。バブル期の次にどう備えるか、年配者が若い人をどう考えるかが大切/学生時代にアルバイトしたSホテルはバブル期に豪華結婚式で賑わったが、バブル崩壊後に向けて地域とのコミュニケーションをとるべきだった/バブル期は長い歴史の中では短い/バブルを利用する人、踊らされる人、バブルに関係ない人のどれになるかが大切/「2(自分で考えて行動する人)・6(流されやすい普通の人)・2(流れに関係なく無気力な人)の原則」に似ている/昔の6には力があったが、今の6は縮小し、力もない/
理念をもって行動する人は時代の変化に左右されない/今の若者はお坊ちゃんで苦労を知らない/昔は貧しかったから、豊かになろうと夢を持てたが、今は逆だから元気が出ない/今の若者は自分の甲羅に合った穴を見つけて生活している(間世代)/昔は合う・合わないに関係なく仕事を続けたが、今の若者は合う仕事が見つかるまでウロウロしている/自分のような10〜20代は、親を安心させる程度に勉強して、仕事をしている(責任感・危機感がない)/だから今の若者は、動けないし、考えられない/今より上の世界をイメージできないから、上をめざそうとしない/10〜20代は、親から期待されている感覚もなく、エスカレーター式に出てくるものを選んでいる(自分は、今はこれではいけないと思っている)/
会社勤めをしているときに、7千円もする飲み会に参加するのはいやだった。最近、金を使わないで楽しむヤングママの世界を知り始めている/朝鮮戦争の頃のバブルを知っている世代で、いろいろなことがあったが、年齢を重ねればつらかったことも含めて楽しく思えてくる/社会の流れの中で、自分がどう対応するかが大切。若い後藤さん、中西さんは、自分の道を切り開いているから偉い/バブルの頭と尻尾は食べないで、真ん中だけを食べるのがいい
最後に後藤さんが、「次の時代の花を咲かせるために、謙虚に土壌づくりをしたい」と話し、談話室を終えました。
次回の予定は、次のとおりです。
土曜日の朝、いつもより少し早く、ふらりとお出かけください。
■と き:6月1日(土)10時〜12時
■ところ:2階多目的スペース(カフェ横)
■テーマ:「私をつくった親からの一言」(進行:濱崎定也さん)
子どもは親の言動や背中を見て育つと言われます。ふり返ると、親からの「ひとこと」でその後の生き方が決まったとか、迷ったときに親ならどうするだろうと考えたことが、誰にもあるでしょう。書物などから学ぶことも多いでしょうが、面と向かって自分だけに語ってくれたことばは、貴重で忘れがたいものです。
今回は、スピーカーなしで、参加者それぞれが親や祖父母などからのひとことを出し合います。第1土曜の朝は、コラボでゆったり、ほっこり・・・
(やまもと)