10月19日(土)10〜12時、視聴覚室にて「みんなの談話室」を開催しました。コラボ談話室は、もともと気楽な井戸端会議の場ですが、新しい方、若い方にもっと参加してもらおうと、「第6回コラボまつり」の参加プログラムとして開催したものです。
この日のテーマは「千里のココがいい!」。進行は熊谷邦夫さん。参加者は、千里ニュータウンの計画に関わった人、在住の長い人・短い人、祖母が住んでいる千里に時々会いに来人などいろいろ・・・。参加者は10余名とやや少な目でしたが、ハード・ソフト両面からの意見とともに、質疑も活発に行われ、内容の濃い会になりました。
以下は主な意見です。
緑豊かな環境の良い街で交通の便も良い/百貨店、ホテルなど一式揃っていて便利/開発当初はよそ行きの街の感じで物価も高かったが、現在は普段着で暮らせる落ち着いた街/他のニュータウンや街に比べて地域活動が活発/当初から、コミュニティを意識した住宅配置等を行ったことも関係しているか/若い世代向け住宅を短期間に大量に供給したので、親・子供ともに年齢層が似ていて仲間意識が強い/”お裾分け文化”も当初からずっとある/市民活動が盛んなのは、全国から集まった人達が”フラットでオープン”であり、地縁的なしがらみにしばられずにいろいろなことができることも関係している/近年は自治会活動が低調なところもある/
自治会活動の低調は、千里ニュータウンだけでもない/何でも自治会が中心の時代でもなくなっている/自治会の活性化や人材育成のためにも、地域のいろいろな団体が集まって協議する自治協議会のような場が果たす役割は大きいかも/公営住宅等の建て替え、マンション立地などで若い世代の入居が増え、一時の高齢者の街から変わってきた/数十年後にはまた高齢化し、また若い世代が来るというローテーションを繰り返すかもしれない/近年立地しているマンションは、セキュリティ確保から周囲を塀で囲む”ゲイテッド型”が多く、近隣とのコミュニケーションなどの面では問題か
参加者から、千里ニュータウンの知らない面を知ることができて、大変興味深かった。このような談話室が月例で行われていることも知らなかった。時間を見つけて参加したいなどの感想をいただいた。
(記録:はまさき&やまもと)