1月のコラボ談話室を開催(1/11)

1月11日(土)、今年最初のコラボ談話室は、初参加5人を含む、20〜80代の21人。テーマは、「現代の世相を考える」(話題提供:広田馨さん)。従軍やシベリア抑留、企業経営などの経験をもつ広田さんは、家庭・学校・社会などの環境が変化する中で、ライフスタイル、人と人、人と地域の関わり方、社会的マナーなどが変化している。例として、共働きなどのために子供を保育園に入れるが、3歳までは母親が付き添うべきでは? 新聞・TVで沈黙の賛成派より声の大きい反対派が大きく報道されやすい。こんな社会の有様についてみんなで考えようと話しました。以下は要録です。

現代は、どう生きるかがないまま生きている人が多い/人と共に生きることが薄らいでいる/社員・顧客・社会の三方よし・・の考えで会社経営している/金がなくても幸せになれることを大人が若い人に伝えるべき/年収700万円を超えると金と幸福は比例しなくなるらしい/若い自分は、同じ目線で話を聞き理解してくれる“友人のような”親・先輩について行きたい(威張ったり怒る親・先輩にはついて行けない)/20代の自分たちの世代は“しんどいこと”を避ける傾向がある/若い頃の苦労は報われると80代になって分かった/

出産は女の障害のような面もあるが子育てほど楽しいものもない/女も自立できるようにと学校で教えられるから共稼ぎを選ぶ面もある/奈良公園で餌を求めてやってきた鹿の役に立ったという幸せを感じた/若い人より年寄りの方がマナーが悪い(例:列を乱すなど)、高齢者から順に見本を示すべき/暴走する老人とともに席を譲る老人もいる。世代ではなく1人1人で判断すべき/ほめてもしかっても、相手を尊重しているかどうかが大切/イスラムの国では宗教的コミュニティで社会ルールやマナーを教えられる/

宗教が希薄な日本では、社会規範の構築のために宗教に代わるもの(教育・伝統文化など)が必要/娘と父親との3年間の激論を経て親子関係が安定してきた。“譲れない”ところを若い世代に伝える努力も大人に必要/相手を不快にさせないことが社会人としての基本ルールでは?/笑顔で接することが家庭・学校・社会で大切/世代でひとくくりに捉えるのは良くない
最後に広田さんは、現代は個人の自由が尊重されすぎでは?、ボランティア活動を通じて社会に関わる若者に期待したいと結びました。

次回の予定は次のとおり。
■と き:2月1日(土)10時〜12時
■ところ:2階集会場(公民館事務所横)
■テーマ:「かっこいい大人になるには?」(話題提供:山本茂さん)
 子どもから大人になっていく過程で、あの人のようになりたい・・とあこがれる人がいます。そんな人を“かっこいい大人”と呼んだりします。若いあなたにとって、かっこいい大人とは? 働き盛りのあなたは、かっこいいですか? 熟年世代のあなたは、かっこいい大人になれましたか? 卒業、入学・就職などの季節を前に、若い人〜働き盛り〜熟年で、「かっこいい大人」をヒントに語ります。第1土曜の朝は、ちょっと早く起きて、コラボへGO!
(やまもと)