11月1日(土)、コラボ談話室「しあわせ寿命って?」(話題提供:濱崎定也さん)を開催しました(参加者14名)。濱崎さんは、健康寿命が話題になっているが、健康でも幸せでないなら辛い。しあわせ寿命の考えがあっても良いのでは? 今日は、「健康を害しても幸福に生きるには」を語り合いたいと話したあと、平均寿命・健康寿命・しあわせ寿命の大小関係から、高齢期の生き方を「お釈迦様型」「健康重視型」「しあわせ型」「人生全う型」「理想型」の5つのタイプで紹介しました(添付参照)。そのあと次のようなトークが続きました。
一般的に「健康なのにだらだら生きてはいけない」と言うが、「60歳まで生きたら立派(あとはどんな生き方をしても良い)」という考えもある/80歳寿命の今日、やはり60歳からの20年をどう生きるかは大切/しあわせのとらえ方は個人個人で違う/安定しているものでもなく、その時々によっても違う/90歳台の幸福度が一番高いという報道もある/病気になっても病人になるなと思っている。ホスピスで主人を亡くしたが、まわりにはいつも怒っている顔の人もいた。死の直前まで幸せを感じていられたらと思う/笑うと健康(幸せ)になるし、笑いはまわりを誘う/
延命はいらないと言っていた母の願いを叶えられなかった。「検診をするな」(近藤誠)の一方で、国は検診の必要を説いて医療費を膨らませ、私たちには死を選ぶ権利はない。死ぬ権利の社会承認化が必要と思っている/死と幸福の関係は次回以降に譲り、今日は「健康を害しても幸せに生きるには」を話し合いたい/アウシュビッツの生き残りの人の話を読んだが、あの環境で最後までどうして生きられたのか感心する/健康には、体の健康と心の健康があり、「体の健康+心の健康=しあわせ」では?/国の定義では、「平均寿命-介護の期間=健康寿命」のようだ/
ガン手術を2回したが、死を身近に感じたときほど、個人的にも対社会的にも充実して生きようとして、ある意味しあわせだったかもしれない(のど元過ぎれば普通に戻り、人は勝手)/両親が仲が良く、適度に貧しかったら、子供はまともに育つというように、少しの貧しさはしあわせの条件/阪神大震災の経験者だが、あの時は助かっただけで感謝だったし、みんなで助け合った。日頃当然と思っていたことがありがたく幸せだった(時間がたつといがみ合ったり人は勝手)/人は生まれたとき取り上げられるように、死ぬときも介護が必要なのか/家族・知人がいれば何とかなるが、そうでないお一人様はつらいかも/自分は一人で孤独に過ごすのが好き。と言いながら、ここに来て喋るのは矛盾しているか?(笑)
最後に濱崎さんは、元気老人の原則は、心が充実している、好奇心が旺盛、目的・目標をもって生きるなどであり、ここにしあわせ寿命のヒントがあるのでは?と結びました。
次回の予定は次のとおり。
●と き:12月6日(土)10〜12時
●ところ:2階 第4講座室(当初から変更になりました)
●テーマ:「旅の楽しみ」(話題:犬塚俊夫さん)
旅は三度楽しめます。一度目は計画し、準備するとき、二度目は旅行中、三度目は帰ってからの写真の整理や思い出話などです。思い出は30年でも50年でも長持ちします。TVの旅行番組を見るのも楽しいです。自分が番組の主人公になれます。かつて訪れたところが出てくると嬉しいですね。旅の思い出、旅の工夫、旅の効用などを語り合い、新しい旅の発見につなげましょう。
第1土曜日の朝は、ちょっと早く起きて、コラボへGO!
(やまもと)