11月度の多文化カフェを開催しました。
日時:11月4日(火)10〜12時 場所:多目的ホール 参加:15名
近くの公園のナンキンハゼも色づいてきた頃でした。今回は、中国上海市出身で能勢高校に留学中の沈(チン)キンヨウさんと、ニュージーランド(NZ)Dunedin市出身で箕面高校に留学中のPatrick Baxter君にプレゼンしてもらいました。
※中国特有の漢字は投稿不可となるので、カタカナまたは?マークにしました。
●AFS(American Field Service)について
両人のプレゼンに際し、国際的な高校留学生の交換を行っているAFSの方から、AFS発足〜現在の交換生の状況に至るまでの紹介もありました。第一次世界大戦当時、パリにいたアメリカ人青年が、国籍にかかわらず傷病兵の救護搬送に携わりました。この活動体験から、平和を願い、国家を越えて若い人が交流すべきだと考えたことが発端となっています。AFSは、本年パリで100周年行事が行われた、伝統ある活動です。
●沈キンヨウさんのプレゼン
(上海の紹介)上海市は中国の直轄都市。東経127度、北緯32度にあり、鹿児島県と同緯度。面積は6,340平方キロメートル、大分県と同じ広さの所に、東京都の約2倍の2,433万人が暮らしています。気候は温暖湿潤で、年間平均気温は約17℃、冬季には1〜2日の降雪もある。
(来日の動機)日本語は中1から5年間勉強している。日本に興味があり、実際の日本を見てみたいと思っていて、AFSの活動を知り、AFSを通じて留学した。
(家族・自己紹介など)家族構成は、祖母、両親と4人暮らし。父は警察官。犬と猫を1匹ずつ飼っている。
(上海の学校)上海カンセン外国語中学校に通った。高校には、他校にはないめずらしいフェンシング、エアロビクス、テコンドーなどの部活もある。制服は日本のものに似ているが、少し前までは中国服のようだった。体操の授業では着替えないので、女子は普段からズボンをはいている。趣味は書道、絵画、琴など。中国の学校は宿題も多く、かなり詰込み主義だが、日本語も堪能で多方面の活動をこなしているので、多彩で豊かな頭脳の持ち主のようだ。
(食事の紹介)上海の4大朝食は、大餅(ターピン)、ヨウキョウ?(野菜の入ったオニギリ)?(豆の入った粥)です。
(観光スポット)テレビ塔(高さ468m)、上海中心ビル(高さ267m)、城コウ廟(ジョウコウビョウ)など。上海の主な交通手段は地下鉄で、東京の地下鉄よりもっと多くの路線が縦横無尽に走っている。
(簡体漢字)中国では、複雑な漢字を簡略化した書き方に変更されました。日本語PCには簡体字が登録されていないので、表示できません。色々な簡体字を見せられ、電話や衛生という字は何とか読めました。私がエッ!と驚かされた字がありました。その字はどう見ても手紙としか読めませんが、意味はトイレットペーパーという意味でした。この漢字の事を知らなかったのは、私だけだったか?
●主な質疑
Q1:高層ビルが多いが、地震はないのか?
→ 地震は余りないが津波の方が怖い。
Q2:漢文は習っていますか?
→ 日本で漢文の授業があるが、読めなくて困る。
Q3:一人っ子ですか?
→ 両親が一人っ子同士なので、子どもは2人まで持てるが、自分は一人っ子。
Q4:将来何になりたいですか?
→ 作家を目指したい。