5月のコラボ談話室「私の時間の使い方」開催

5月9日(土)、コラボ談話室「私の時間の使い方」を開催しました(参加者15名)。
話題提供者のTさんは、2年前に主人を亡くして、しばらく生きる意味を失ったが、悲しいのは私だけじゃないと考えられるようになってから、趣味のウクレレ・太極拳を再開。老人クラブに入会、コラボ談話室にも参加。家の近くや大阪市内の散歩も楽しんでいる。ある人に「ご主人はなくなったけど、奧さんの時間はたっぷりあるので大切に使ったら?」と言われ、雑巾縫い、老人ホームの訪問などのボランティア活動にも参加するようになった。もっと時間を大切に使えるよう、みなさんの時間の使い方を教えて下さい、と語りました。そのあと次のような談話が続きました。

1年前に主人を亡くしたという似た境遇から、Tさんとよく話すようになった。伴侶を亡くした人が気持ちや悩みを話せる場をつくりたい/伴侶を亡くすということは、時間や思い出を共有できる人がいなくなることでは?/伴侶が亡くなるまでに時間があるか・ないか(心の準備ができるかどうか)にもよる/だれかに沿って生きていると、その人が失われたときに、どう時間を使うか(生きるか)で悩むが、私は自分の時間をどう使うかで生きてきた/核家族化した現代では、夫の収入があり、孫の世話が不要なので趣味活動ができるが、伴侶が亡くなるなど基盤がくずれた途端に混乱するのでは?/専業主婦の自分は主人に合わせて生きていたから、自立するまでに1年かかった/

15年前に退職し、海外に住むために日本語教育の訓練を受けてマレーシアに計13回渡航。趣味は囲碁と絵描き、留学生のホストファミリーもやるなど、公私ともに忙しい毎日だ/伴侶を亡くしたが、趣味の囲碁を中心に暮らす毎日であり、心配・不安がまったくない/時間の使い方で悩むのは、空いた時間を埋めなくてはと思うから?(やること・趣味で時間が埋まっている人は悩まないのでは?)/子育て中にお金が欲しいとパートをしたが、今は地域・市民活動に魅力を感じて頑張っている/趣味を極めるためにも長く続けられるものを見つけたい/退職後に海外シルバー協力隊員として3カ国に在住、帰国後は趣味の俳句・仏語・ゴルフをやっているが、人様の役に立てることもしたい/

時間は自分のために使うことができるが、人のために使うとさらに値打ちが出る/コラボに来る人は問題ないが、行き場がない人の地域参加の場づくりが必要では?/伴侶を失った人が集まって話せる場づくりをコラボで始めてはどうか?コラボ市民実行委員会として応援したい/主人が亡くなって生きる意味を失ったが、そのことによって今は社会の窓口が広がった気がする/

「時間の使い方」から、趣味や生き方など方々へ話題が展開しました。そして、伴侶を失うなど、その人の基盤や枠組みが変化することによって、時間の使い方(生き方)が大きく左右されること、時間の使い方には自分のためと他人のための両面があることなどに気づかされる談話室になりました。

次回の予定は次のとおり。
●と き:6月6日(土)10〜12時
●ところ:2階 第4講座室
●テーマ:「私の健康法」(話題提供:山本茂さん)
「健康が一番!」は、年齢を重ねればより実感することです。WHOによれば、健康とは肉体的・精神的・社会的に満たされた状態のこと。ならば、毎日忙しい青年〜壮年期の人も関心のあること。健康であるために、毎日どのようなことに気をつけていますか?健康をテーマに語りあいましょう。土曜の朝は、コラボへGO!

(やまもと)