9月のコラボ談話室「海外から日本がよく見える?」開催

9月5日(土)、コラボ談話室「海外から日本がよく見える?」を開催しました(話題提供:福田幸映さん 進行:犬塚俊夫さん)。参加者は14名。福田さんは、アメリカのニュージャージー州、ジョージア州に計14年間滞在。その間経験した、日本とは違うアメリカの環境や暮らし(買い物、病院、学校、行事など)を紹介。最後に、福田さんが感じたアメリカのいいところ(広い、目が合うと挨拶する、ほめる、なんでも返品OK,家族との時間を大切にする)、日本のいいところ(時間に正確、サービス最高、お客を待たせない、安全できれい、以心伝心)を披露し、参加者それぞれが海外の生活や旅行を通じて気づいたことを語りましょうと結びました。そのあと次のような談話が続きました。

80年代にブラジルに4年間滞在したが、日本からの移民は農業や食生活でブラジルに貢献して尊敬されていたから、日本人であることだけで信用された/ブラジルには日本の情報は入るが、逆は少なく、双方のコミュニケーションが弱いと感じた/タイに2年間滞在したときタイ語を学ぼうとしたのに、日本語を学んでいるタイ人が多くて、日本人と分かると日本語で話しかけて来られた/タイ人は、占いで誕生日を決めて計画出産するのにビックリした/沖縄出身だが、沖縄がアメリカ文化の影響を強く受けていることが本州に来て分かった/90年代にアジアの某国で仕事をしたが、食べ物が辛いこととトイレが汚いことに閉口した/

アメリカに滞在したとき、毎日同じ時間帯に重機でブロックを動かして、道路の上り・下りのレーンを変えているのに驚いた/30代半ばにパリのモンマルトルでインド風の女性画家(多分フランス国籍)と話そうと「Are you Indian?」と言ったら、「No, I am French. But my father is not Japanese like you.」と、東洋人風に目をつり上げた顔で返答され、海外の国は人種・文化など多様であることを知らされた/日本はほぼ単一民族なので友人や隣人が何を考え、何をしているかが分かるけど、アメリカでは分からない。他人に干渉しないし、日本人のように群れない/アメリカの学校では、言わないと変わらないから言うけど、日本で言うとクレーマー扱いされる/日本は先生に期待しすぎるのでは?アメリカでは3時になると先生は生徒といっしょに帰宅する/

マレーシアは、同一敷地内にマレーシア語・インド語・中国語の3つの学校があるように文化の多様性を大切にする国だと感心した/ニュージャージー州でも宿題は、英語・韓国語・スペイン語の3カ国語で配られる/銃社会のアメリカでは、銃を向けられたら抵抗しないでモノを出すようにと勧められた/アメリカの学校には警察がいて、問題が起こると先生ではなく警官が捜査・解決する/ブラジルでは、強盗事件が起こった場合に、警察は安全のために強盗が逃げてから到着する/強盗用の紙幣を靴に挟んでおけと言われ、実際そうしていた/アラビアのロレンスに興味があってシリアのアレッポに行ったが、シリアをまったく知らない(アメリカ経由の情報のみ)ことに愕然とした/アメリカに住むなら歯の治療は日本でしなさい(アメリカの医療技術・制度は劣る)

最後に進行役の犬塚さんが、海外との比較を通じて、日本がいかに安全・きれいで住みやすい国かが分かった。外国の多様性は住まないと分からない面もあるけど、テレビニュースなどでも学べますね、と結んで談話室を終えました。

次回の予定は次のとおり。
●と き:10月3日(土)10〜12時
●ところ:2階 第4講座室
●テーマ:「友になろう!友に戻ろう!」話題提供:八木満夫さん
「友って何だろう?」 「知人と友人と友の違いは?」 「あなたの一番の友はどんな人?」 「友にとってあなたはどんな存在?」 それぞれが、自分の最高の友を紹介し、友にとって自分はどんな存在なのかを考えたり、大切な友の存在に改めて気づいたり、新たな友を作るきっかけになったらといいと思います。
第1土曜日の朝は、コラボへGO!