“第3回 ボランティア はじめまして“を開催しました。
ボランティアをはじめたいが、どこへ行けば自分に合ったボランティアが見つけられるのか分からない、という方のための入門講座として、毎年1回開催しています。
 日時:1月26日(火)13:30~15:30
 場所:コラボ 多目的ホール
 主催:千里文化センター 市民実行委員会
 プログラム:1.ボランティア応援コーナーから
 2.体験談報告 2−1)おはなしボランティア ポケット 冨永さん
 2−2)あじさいを咲かせる会 福岡さん
 2−3)竹炭プロジェクト 岡本さん
 2−4)とよなかにほんご 金あさ 福田さん
 3.ボランティアってどんなこと および 総まとめ
 4.個別ご相談
最初に毎月2回定期開催して、個別相談に応じている“ボランティア応援コーナー”の2015年4月~12月のご相談状況を簡単に報告。21名の相談者があり、年齢は60代、70代の方が多いことなどを報告しました。

体験談報告では、実行委員会サポーターの上村さんとの対話形式で、始めた動機、内容、感想、これからはじめたい人への助言などの体験を語っていただきました。印象に残った話は、
○冨永さん:もともと絵本が好き。所属団体が年1回開催する養成講座を受講後に登録。
現在は自宅から少し離れた地域の小学校で活動中。絵本を読んで聞かせるだけでなく、あらかじめ覚えてきたストーリーを語る等の機会もあり、自分がスキルアップできているとの実感をもてるので、活動を継続でき楽しい。これからボランティアを始める方には、自分に合う活動が見つかるまで“ボランティア応援コーナー”等での相談をされてはどうかとの助言もあった。
○福岡さん:こぼれび通りの両側の空き地面に、花が咲けば楽しいだろうなと考えてい
て、あじさいに目をつけた。先ずは自分一人で1本、1本植えることを始めた。咲いた花を見て、さし芽をしてくれる人の輪もドンドン広がり、季節が来れば遠くから手入れに来てくれる人もあり大変うれしい。通りを歩く人の中には、思いに耽りながら長時間立ち止まって見てくれるので、嬉しさがこみあげ、つくづくやってよかったと思っている。

○岡本さん:定年直後は、たまにゴルフに行く程度で、その他はダラダラと暇を持て余
していた。これでは健康を害してしまうと思い、身体の動かせる公園の整備に参加。公園での作業は竹の間伐で、伐採した竹で竹炭づくりや子供向け竹のおもちゃを作るとか、竹をフルに生かすようにしている。この様な活動を通じて竹に関する興味が湧き、知識を徐々に増やすことができた。また、お楽しみ会を催し、竹筒を使っての飯盒炊さんをするなど、子供から高齢者まで多世代など人との触れ合いができたことも楽しみの一つになっている。
○福田さん:13年間暮らした米国からの帰国家族で、外国で暮らす際の不安や不便さを実感していた。帰国後、経験がお役に立てればと思い、空いた時間にできる外国人と日本語でお喋りしながら、相談にものるような活動をしています。ボランティアを始めたのは、たまたま“コラボ ボランティア応援コーナー“に相談に来て、国際交流センターを紹介されてからです。
体験談をまとめると、一つ目は、現役時代の経験や資格がなくても、好きなことを一人からのスタートであっても、喜びながらやっているとやがて大きな活動の輪ができること。二つ目は、気楽な気持ちではじめたことでも、取り組んでいるうちに興味が湧き自分のレベルが上がり、楽しみになること。三つ目は、世代を超えた色々な人との出会いができ、自分の世界が広がること。等々の貴重な体験談を聞くことができました。
最後に、人に奉仕するつもりではじめた活動なのに、自分の中に喜ぶ気持ちが湧き、興味から学習もし、自分が成長させられていることに気づかれたこと。その手応えからだと思われるが、皆さん本日紹介された活動に留まらず、活動の数を一つ、一つ増やされているというのがとても印象的でした。これからはじめる人に大いに励みになる話だったと思います。
 文責 市民実行委員 濱崎