3月のコラボ談話室「わたしの心の歌&曲」

3月5日(土)、コラボ談話室「わたしの心の歌&曲」(話題提供:山本茂さん )を開催しました。参加者は22名。山本さんは、音楽は神経を刺激し、喜びや安心が得られ、記憶に残る。のちにその音楽を聴くと、過去の記憶が蘇り、感情が揺さぶられると、音楽と記憶・感動の関係を紹介。心に残る音楽として、幼い頃に蓄音機で聴いた美空ひばり、中学時代に出会ったクラシック「新世界より」(ドボルザーク)、高校時代に音楽部の仲間と歌った「遙かな友に」(磯部俶)をyou tubeとスピーカーで紹介。そして、今日は心の歌&曲を思いっきり話しましょう、歌いましょうと結びました。その後、次のような音楽の紹介と歌が続きました。

子どもの頃は「リンゴの歌」(並木路子)を歌いながら遊び、大学時代にハワイアンを始め、デパートの屋上で演奏した/「長崎の鐘」(藤山一郎)を聴くと自ら被爆しながら治療に奔走した永井博士を思い出して涙が出る/「365日の紙飛行機」の歌詞がおもしろくて笑ってしまう/息子が苦労の末に歯学部に合格し、跡継ぎができたと思ったときに聴いた「乾杯」(長渕剛)は安堵と共に忘れない/知人が素朴に歌う「琵琶湖周航の歌」に感動した/年配者しか知らない戦前の歌を歌って「知らない」といわれる/その時代、時代の歌と共に自分の半生をまとめてみたい/映画「サウンド・オブ・ミュージック」の歌はどれもなつかしい/

ビートルズの歌は、当時はわからなかったけど、年をとって聴くといい/16世紀の仏の歌「わが苦しみは大きからず」(クレマン・ジャヌカン)、勤務していた「松下電器社歌」(Kさんが独唱)/作詞が趣味で、公民館で作詞の会を立ち上げる予定/沖縄の「安里屋ユンタ」、台湾の「阿里山の娘」、メキシコの「ガンタラメラ」など学生時代から国内外に旅行した際に現地の人と一緒に歌った曲が忘れられない/小学生の頃「黒猫のタンゴ」をよく聞いたし、最後の“ニャオ”がかわいい/「歌に生き、恋に生き」(プッチーニ)を聴くと、知り合いの少ない転勤先で良くしてくれたオペラ好きの知人を思い出す/年をとって桂銀淑の歌にはまり、美空ひばりが歌う他人のカバー曲もいい/嵐の「ふるさと」の歌詞に感動する/「サウンド・オブ・ミュージック」のトラップ一家が移住したアメリカの家を訪ねてみたい

子どもの頃いじめにあったけど、「マイレボルーション」(渡辺美里)によって立ち上がり、自分を変えられた/音楽好きだった兄の影響でカントリー、フォーク、ブルースに染まったが、今はウクレレ演奏を仲間と楽しんでいる/疎開した鹿児島で音楽好きだった兄がかけていた「涙のワルツ」(パティ・ペイジ)を米兵が聴いて涙を流し、お礼に指輪をおいていったのが忘れられない。今は認知症になって入院しているその兄を見舞いに行く前に、談話室に駆けつけた/大人になってピアノの教室に通えるようになり、亡くなった主人と出会い、今は老人施設で音楽ボランティアをしている/「七つのつばめ」(飯田さん独唱)

最後に、進行役の濱崎さんから、優れた演奏者でもあった孔子は『禮記』の中で「人間磨きのためには音楽を極めなさい」と言っていることが紹介され、会を閉じました。

心に残った歌や曲をそれぞれが紹介し、歌い、聴き、語りあう、いつもと違う盛り上がりを見せ、再度開催したいと思わせる談話室になりました。

次回の予定は次のとおり。
●と き:4月2日(土)10〜12時
●ところ:2階 集会場
●テーマ:「新しい私に会ってみませんか?」
 話題提供・進行:八木満夫さん(心理セラピスト)
「私はどんな人間?」「何を求めているの?」「どんな生き方をしたらいいの?」・・これらは自分に合った生き方への模索だと言われています。自分の中の新しい私(本来の私)を「感じてみる」「ほめてみる」「好きになる」をワークショップ形式(聞く・考える・話すなど)で楽しみましょう。終わってから、自分がもっと好きになり、周りの人ももっと好きになっていたら素晴らしいですね。