『ぼくはサラリーマンを卒業してからの今を一番楽しんでいます』
〜地域活動、登山、遍路・巡礼を夫婦二人三脚で〜
辻本さんご夫妻は、コラボのイベントに今まで2度出演をお願いしている方だ。
なかなか、複数回にわたって登場していただく方が少ないのですが、辻本さんご夫妻は、コラボ行事の主催者として、どうしても出演していただきたくなるような活動を次から次へと重ねておられるからだ。
1度目は、夫婦そろっての四国の歩き遍路のお話をコラボ大学校で、2度目は、多文化カフェで、スペイン巡礼徒歩での夫婦2人800キロの旅。
そして今回のコラボ大学校では、辻本さんご夫婦の活動の原点は何、エネルギーはどこから?をテーマに語っていただこうと企画した。
公務員を57才で辞めた後、税理士と云う看板をあげ20年ほど仕事をおこない、その間に四国遍路という世界観に出会い歩き始めることに。辻本ご夫妻のすごいところは奥さんも一緒に歩き遍路を始めるようになったことだ。
四国を歩くというとは、それだけでも凄いことと思うけれど、住宅近くの道路は桜並木で有名で、花見の時、そして昼時に車での休憩地にと桜並木に路上駐車される人たちの弁当がらや、車のごみが路上に残され、地域のみなさんにとって問題となっているのを見かね、桜並木のごみを拾うと云う活動を一人で始められるようになったことだ。
その活動に共鳴された方も一緒に掃除をするようになり、地域の道路をみんなで美しく保っている動きとして現在も定着している。
歳を重ねるごとに、いろんな活動をするごとに好奇心が芽生え、70才になった時から登山にも興味を持ちだし、近郊の山から日本中の山々、そしてエベレストトレッキングで4200メートルまで登るように。もちろん、この登山と云う行為も奥さんと一緒にだ。
山の楽しさ、自然の美しさを自分だけのものとせず、地域のみなさんとも一緒に行おうと行政主催のハイキングクラブ、地元高齢者クラブでのリーダーとして行動されている。
そうこうしている中、夫婦二人でのスペインの巡礼街道800キロを歩き、今年は辻本さんが88才の誕生日を迎えられるにあたり、88才の誕生日10月10日に1番霊場から1200キロを歩いて88ケ寺をお参りする4度目の夫婦歩き遍路を計画されていると云うのを聞きつけ、その好奇心はどこから沸いてくるの?そのエネルギーはどこから?コラボ大学校として聴講生のみなさんと一緒に聞きたくコラボ3度目の出演を願った次第だ。
辻本さんのお話を伺って、歳を重ねるごとにいろんな事に出会い、人生の分母が大きくなり、新たに現れることを吸収する余裕が出来、益々パワーが増しているって感じがしました。
辻本さんの張りのある話しっぷり、奥さんとの二人三脚ぶりを目の当たりにして『みなさんが夢と勇気を得られられた!』と確信でき、話して頂いて良かった!という思いいっぱいのコラボ大学校だった。
次回コラボ大学校は
テーマ:『子どもたちと絵本の扉を開き、千里に暮らして』
〜生きること・本を読むこと・行動すること〜
日 時:4月9日(土)14:00〜16:15
語り手:正置友子(まさきともこ)さん
場 所:コラボ第一講座室
申込み:コラボ事務局 06-6831-4133
報告:京谷 寛