4月のコラボ談話室「昭和から平成へ そして今」

4月8日(土)、コラボ談話室「 昭和から平成へ そして今」(話題提供:飯田道子さん)を開催しました。参加者は17名。飯田さんは、「昭和から平成になり、そして今新しい元号の時代に入ろうとしている。その間、時代の変化とともに生活様式ががらっと変わった。今日は、みなさんが感じている時代の変化について語りましょう。 」と話題提供しました。そのあと、犬塚俊雄さんの進行で次のような談話が続きました。

70代になりスマホを買ってラインを始めたが、着いていくのが精一杯/昭和天皇の崩御の時は時代の大転換を感じたが、平成は昭和に比べてこじんまりまとまとまった時代に感じる/若い頃熱中した山に「未知」がいっぱいあったが、今はほとんど征服されて若い人がかわいそう/時代から取り残された感があるが、自分は好きなことをやっているので別に不自由は感じない/紅白の幕仕立ての車で嫁入り道具を運ぶことがなくなったのは、家と家の結婚から個人と個人の結婚へと変わったからか/過去と比較して今を語るのは好きではないが、戦争をしてはいけないと思っている/宗教への考え方の変化が世界を変えたのでは?/

建築(例:サッシ、合板の使用)、医療(例:診断しないで数値で判断)、流通(例:対面からセルフへ)のようにあらゆる面で時代が変わった/生まれてすぐに子どもを保育園に入れる、高齢になれば老人ホームという家庭のあり方(核家族)はいかがなものか/大正生まれと昭和生まれは違うといわれるが、日常生活の中で教わることが徐々に変わっていくからか/男女平等が叫ばれてきたが、何が何でも平等ではなく、男女の特性を活かすべき/女性の権利を主張する前に、女性が起業するなりして勢力をつくればいい/女性が最後に「私は女だから」と言って責任を取らないのも問題/元号の変化ではなく、日常生活の中のじわじわした変化で時代が変わるが、国が教育や思想を大きく変えようとしているのは問題/

元気な高齢層が、時代の主人公であるべき30〜40代をどう育てられるかが課題では?/コンピューターの出現によって、上が下を指導してきた時代から、上が下から教えてもらう時代に変わり、親の権威も低下した/親世代は子世代に言うべきことをしっかり言わないといけない/コンピューター将棋に負ける時代になったから、人間は余計に他のところで力をつけないといけない/コンピューターから情報が得られる孫は爺に教わろうとしないように、世代間に大きな溝がある/「異世代交流」を目標に掲げてきたコラボ談話室に若い人に来てもらう方法はないか?/鍵は、時間帯(土曜日午前は若い人には難しい)、表に出る顔(高齢層の集まりのイメージでは若い人は来ない)、若い人を受け入れる寛容さか/

最後に犬塚さんは、①コンピューターの出現によって親世代の権威がなくなった、②30〜40代の若い世代の成長を期待して見守りましょうの二つの発言が印象残りましたと結んで談話室を終えました。

次回の予定は次のとおり
●テーマ:「なくて七癖(くせ)、あなたの癖(くせ)は?」
 話題提供:福井貴美子さん(談話室参加者)
●と き:5月13日(土)10〜12時
●ところ:2階 多目的スペース

しゃべる時に「あの」が多い。髪の毛をもじもじ。ペン回しをする・・・。「なくて七癖」と言われるように、誰もが“どうしても出てしまう”癖をもっています。みっともない癖もありますが、かわいい癖もあります。そう考えると、癖はその人の個性とも考えられます。あなたの癖は何ですか?よくないと思う癖を克服した経験はありますか?癖をテーマに、ざっくばらんに話しましょう。