急に朝晩涼しくなりましたね。風邪など引いていませんか?

さて、9月18日に多文化カフェを開きました。
今回は、青年海外協力隊としてモルディブで体育指導を行い、帰国後現在はJICAで開発教育支援をされている山田麻紀さんにおいでいただきました。

まずは、国内外でのJICAの活動についてお話がありました。
世界には195の国があり、そのうちの約150カ国が開発途上国で、世界人口約60億人のうち8割以上が飢えや貧困に苦しみ、十分な食料や飲み水が得られなかったり、教育や医療を満足に受けられなかったりするそうです。(%涙%)

JICAはそれら開発途上国へ専門的な技術や知識を持った人の派遣や、相手国から人を招いての研修など、各国が自分達で発展していけるような支援を行っているなど、参加者も日本の国際協力について改めて学びました。
中でも「後開発国」と呼ばれる、特に開発が遅れている国々は世界の四分の一が該当し、モルディブも数年前までその中に入っていたとのこと。

後半は、モルディブのお話です。
インド洋にアルビーチリゾートとして人気のモルディブは、1200もの小さな島からなっていて、リゾート1つの島に1つのホテルという形になっているそうです。
首都のマレがある島は人口密度世界一と言われていて、建物も密集しているため、どんどん上に建て増ししているというびっくりなお話もありました(%ショック女%)

また、海抜が最高2.4mと平坦で、気候変動によって水没の恐れもあるのだとか。2004年の洪水では、日本がつくった堤防のおかげで死人が出なかったととても感謝されていて、東日本大震災に人口30万人で5億円もの義援金と貧しい人はツナ缶を送ってくれたそうですよ。

そしてモルディブの庶民は3食カツオを食べていて、日本の鰹節のルーツはなんとモルディブにあるというエピソードもありました。

山田さんも3食カツオを食べながら、国内で3つしかない高校のある1つの島に赴任し、体育の指導と体育教員の育成を行ってきました。モルディブにはそれまで体育の授業というものがなかったためとても苦労したそうですが、帰国してから絶対にハイヒールを脱がなかった先生達がスニーカーで体育の指導をしていると聞き、本当にうれしかったと語ってくれました。

来月はコラボまつりの10月26日午前中に、テーマ型カフェ合同で、「千里から考える東日本大震災」を開催します。被災者支援をしている千里在住の方や千里のカフェのスタッフからお話を聞き、参加者で何ができるか考えたいと思っています。
ぜひご参加くださいね!(%星%)