3月2日、「コラボ談話室」を開催しました。参加者は初参加2人を含む17人。話題提供は、「友は私の知恵袋」(原田仁八さん)。原田さんは、70歳を超えてますます心豊かに生きたいと思う。見本は第二次臨時行政調査会会長などの要職にあっても清貧を貫いた土光敏夫氏。心の豊かさは、①リタイア後に始めた源氏物語を学ぶことと先輩たちとの交流、②コラボでの仲間との交流やコラボ大学校の講師を引き受けて下さる方々との交流で得ている。特に源氏物語二千年紀に何となく始めた源氏物語は、今では自分がどんなに苦しくてもタイムスリップできる大切なところ、と話しました。
フリートークでは山本の進行のもと、次のような談話がされました。
原田さんのように友達がたくさんできるのは、周波数(価値観、生き方)が同じ人が集まってくるから/知識と知恵は違う。知恵はとっさの出来事に対応できる/書の指導をしているが、源氏物語の変体かなのような古いものは人をホッとさせる/原田さんが源氏に惹かれるのは、源氏と原田さんにある知恵が引き合うからでは?/リタイア後に地域に入ると、男はタテ社会(理屈で孤立)、女はヨコ社会(雰囲気でつながる)だとつくづく思う/趣味のサークルの意見がバラバラでも、「みなさんの意見は○○ですね」というと、「そうです」とまとまるのも日本的で不思議/バカ息子にも自分 にはない真似のできない優れた点がある/立派な人を選んで付き合うという偏狭な考えではなく、色々な人との付き合いを大切にすべき/
学ぶことの楽しさを身につけるためには、学ぶための基礎能力やこころの余裕が必要/生き抜く力を教えられないまま大人になっていることが問題/立ち上がって頑張る力を得るためには、人は挫折した方がよい(エリートは一般市民の苦しみが分からない)/加齢と共に、獲得する知識は減るが知恵(肌が触れあうように暖かい)は増す/原田さんにとっての源氏物語は、私にとって何だろうと追求したい/人(社会)の役に立ちたいが、そのためにもまず自分・家族の役に立ちたい/いろいろなことを話し考えることができるコラボ談話室は、「大きな家族」のような暖かさがある/良い土壌の中に良い種がまかれ、良い作物ができるように、自然の摂理の中で生きることが大切/豊中市南部の庄内でもコラボのような活動を始めたい
次回の予定は、次のとおりです。
土曜日の朝、いつもより少し早く、ふらりとお出かけください。
■と き:4月6日(土)10時〜12時
■ところ:2階多目的スペース(カフェ横)
■テーマ:「わたしの再スタート」(山本茂さん)
私たちは、いろいろな願いや条件が重なる“人生の節目”で「新しい道」を選択し、踏み出します。自信に満ちた順風の再スタート、ふつうの再スタート、逆風や試練の中での再スタート・・・いろいろです。そして、あとから振り返れば、それが人生の転機になっていることもあります。4月は、いろいろなスタートの月! わたしとあなたの、これまで&これからの「再スタート」を語りあい、これからの糧にしたいと思います。
(やまもと)