4月6日、「コラボ談話室」を開催しました。参加者は初参加6人を含む17人。話題提供は、「わたしの再スタート」(山本茂さん)。山本さんは、再スタートはスタートと違って、困難な状況の中で、意識して前へ向かって踏み出すイメージがある。東日本大震災から立ち上がる人々がこれだが、退職後に大学に再入学するなど喜びの再スタートもある。私は、10年前に会社を早期退職したのに続き、健康上の理由から4年通った丹波の職場を辞して、千里で再スタートを切った。人生の節目を彩ったいろいろな再スタートを分かちましょうと話しました。
フリートークでは松本さんの進行のもと、次のような談話がされました。人は一生の中で何回も再スタートする/50才を過ぎてから体操を始め、アソビリテーションの名で高齢者に教えているが私の再スタート/生産部門から経営部門へ強制配置転換させられたが、振り返ると自分に合った再スタートだった/夫の転勤で何回もイヤイヤな再スタートをしたが新しい土地に出会う楽しみもあった/4月始まりの手帖を使い始めるときが再スタート/インドネシアのジャカルタへ配置転換させられたが、異なる文化に触れる貴重な経験ができた再スタートだった/
退職後に地域で何かをしたい人がコラボでたくさん活動している/介護を受ける未来の再スタートのために、今何をしなければならないか考えている/人生には、就職、結婚、定年退職、寝たきりの4つの再スタートがある/老人男性は地域で再スタートしたいが、家庭にも近隣にも居場所がない/現役時の大企業の肩書きをはずせないから友だちができない人がいる(肩書きをはずすことが再スタートの道)/肩書きで人を動かしていたのに、人格で動かしていたと錯覚している人が多い/リストラを契機にスタートした在宅勤務が一段落すると孤立を感じるが、コラボに来て共助の新しい世界を知り始めている/
FMのパーソナリティという再スタートを通じて友人の再スタートの後押しができた/退職後に資格取得をめざしたが挫折、スポーツを通じた友人との交流によってソフトランディング(再スタート)できた/自由定年制を利用して早期に退職し地域で活動(再スタート)する予定だが、仕事と違う色々な人とのつながりが既にでき始めている
フリートークを通じて、選択する再スタートだけでなく、強制的な再スタート、出会いの再スタート、そして未来に向けた再スタートなど、いろいろな再スタートがあることがわかりました。
次回の予定は、次のとおりです。
土曜日の朝、いつもより少し早く、ふらりとお出かけください。
■と き:5月11日(土)10時〜12時
■ところ:2階多目的スペース(カフェ横)
■テーマ:「バブル崩壊後世代の考え方」(後藤孝雄さん)
バブル経済が崩壊したあとに働き始めた私たちが目にしたのは、どこまでも下がり続ける景気と、夢の世界を語る先輩たちの武勇伝・・。でも、本当に先輩たちが偉大で、バブル後の世代はダメ人間なのか。必要なことは、世代の違いを乗りこえて、バブルによって失った人と地域・社会の絆を修復することではないのだろうか。そのために、いろいろな世代が集まり、それぞれの考えや生き方を語りませんか?(PDF参照)
(やまもと)