一貫性と信頼

アイディアを信じること
自分自身を信じること

この2つが伴ってそれは一貫性を持ち、ストーリーにもなり
そこには自然と「信頼」が生まれ、人はその人や事業を信頼することができる.

ということを先日、社会起業家の父と呼ばれるビル・ドレイトンさんが
関学に公演に来られておしゃっていた.
アショカ財団のドレイトンさんです

なんか、なんだか後になってから、すごく響く言葉って多いし、
そんなにすごい方に会ったんだということも、その事実をいまさらながらに感じる

「アイディアを信じること
 自分自身を信じること」

この話を聞いた時に最後まで頭を離れなかったこと、それは
「自分自身を信じる」ことについて

アイディアやその事業を信じることは、
簡単というのか、簡単じゃないにしろ、目指したいと思うこと
描きたいと思うことだからすっと信じることができる
とういうかその可能性を信じたいと思う

ただ、自分自身を信じるという場合、それは難しい

自分の力を信じることは本当に簡単じゃない、楽じゃない
だって自分の能力だから
「自分」の問題だから

ただ、これだけは確かなのは、まず自分が本気で信じないと
それは伝わらないということ、
自分が本気じゃないと相手にはもちろん伝わらない

女性と話すときだって、自分があやふやな気持ちのまま
うすっぺらな話をしたって、気持ちぶつけてみたって
そこに信頼はない

いままで、伝わった、って思う瞬間って言うのは
その2つがいつだって本気で一貫してたと思う

だからこそ、私が大学1年生のときは、どんな時期よりも素直にこの2つが一貫していた.

今、やりたいだけでは成し遂げられなくて、
頑張るこtや根気といった根性論というのか、、気持ちだけではどうにもならないことも
知っていて

やってる自分が一番良く分かってる

事業化して、しかも自分の人生の仕事にもしようと思って
必要な力がたくさん要るということも
つらいこと、今までとは比にならないぐらいにいっぱい待ってるって事も.

気づいてるし、身にしみてるし
「自分の力」がもっと必要なことも
できないことは周りに頼らせてもらう、もっと越えた部分で、
自分の中でしっかりする、乗り越える強い部分が必要

その根拠を探そうとするのが間違いなのか、
理由をさがしてしまって、
自分にはないのかもしれない、って落ち込む

だから自分を信じる部分に関してすごいネガティブになっていて、
あと一歩なんかが踏み出せなくて、自信なくて

今まで以上に、自分が言ってることがあさはかな気がしてしまって.

自分でどうにか乗り越えないといけない部分でもあるから苦しい.

ここではいつも行き詰ったら使う「思い込み」の術もあまり効果がなく 笑

CASAが目指すこと、
これって「個人」の気持ちも超えて考えないといけないって事に
いまさらながらに気づいたりもして

自分はどうでもいい、っていう心がなければならない.

自分ごとだけじゃない.

だからドレイトンさんの話聞いたときになんとも複雑な気持ちになった

チャンスが与えられたから、直接ドレイトンさんに聞いてみた
「自分を信じるという部分について、それが私にとってはとても難しいんです」

そしたら、ドレイトンさんはまっすぐ私の目を見てこういった

「あなたはもうすでに動いて、それが一つずつ形になって、今があるのに
 それでもなぜ自分の力が信じられないの?
 充分に信じていいじゃないか」

と.

聞いたときに思ったのは、それは自分の力じゃないからって言うのが率直な意見
そんな簡単じゃないとむしろ腹立たしくも

簡単にいってくれるなーって.

でも、今そのシンプルな言葉が私にはとても響く

先が見えないけど、とりあえず信じてやってみた
点と点がつながって、振り返ったら線になってる

点のときはわからないけど、信じた結果、動いた結果としてそうなった

それって、いつだっておなじだと思う.

やり方はいつも変わらない、はず.

ドレイトンさん言うとおり、今までやってきて、形になりながら
素直に信じれた気持ち

今までと同じでいいはずなのに、
どうも単純に行かないこの気持ちは何なのか、

環境であったり、リアルにこれからの生き方に繋がる判断の瞬間が
「今」だからなのか

信じる理由をやたらと探す.

ある意味その理由とか根拠とか、そんなの明確なほど胡散臭いもんは
ないのかもしれない

そんなことを思いながら・・・

今になってドレイトンさんの言葉が響きます.

「負けは勝ちの途中である」って言う言葉、
ある人にずいぶん前に教えてもらって、それってそのときそのときの行動に
対することだと思ってたんだけど、

最近、その言葉も今になって響いてくる.

長い長いスパンで見て
結局、私の場合は、自分に対して勝つための途中が今というのか

自分に負けてる今は勝ちの途中.

そう思うと、一気に希望とか勇気とかいったものが出てくる.
ポジティブとはまた違った考えだとも思う.

一貫性、これは本当にkeyとなることだとおもうから

自分に勝つためにも、もっともっと考え抜いてやりきることは
いっぱいあるなぁと思いました.