お客さまとCASA

週一カフェを始めてもうすぐ1年。

CASAにはたくさんのお客様いらっしゃいました。

たくさんの常連のみなさまができました。

たくさんたくさん、顔が思い浮かびます。

ふとしたタイミングでたまたまCASAのお店に入ってくださった方、
ほんとうに偶然のそのタイミングが,
今ではかけがえのないつながりになっていたり。

ひょんなことでお店の扉を開けてくださり、
わたしたちは「いらっしゃいませ」を言うことができて、
「ありがとうございました」もいうことができて。

シェフたちの心でもある料理を食べていただけることができる。

不思議で仕方のない出会いばかりですが、
今では私たちのパワーの源にもなっているみなさまです。

いつもたくさんの笑顔を見せていただきます。
わたしたちも女性たちもたくさん学ばせていただいたり、元気をいただいたり、
自信をいただいたり、厳しくしていただいたり、ときには励ましてくださったりと。

始まったときからずっと見てくださっている方もたくさんいらっしゃいます。

4人のシェフから「常連さん」ということばがでたり、
お客さんの目を見て心から「ありがとう!またきてね」そんな言葉が女性たちから
出てくるなんて始まったときは想像もつかなかった。

今は当たり前、に女性たちの口からその言葉がでる。
そこにもそこまでにも・・・たくさんの物語がある。

カウンターで楽しくシェフとお客さんが話している姿がとってもすてきだ、って思う。

シェフが一所懸命心をこめて作った自信の料理がそこにあり、
常連さんも、初めてのお客さんもおなかをぺこぺこにしてお店に来てくださる。

席について料理を食べながら
「この料理はなんですか?」とか「おいしいですね」
その一言から始まるお客さんとシェフとの会話。

そこから生まれる会話や空間。

全部が本当にあたたかくって。

いろんな意味で、シェフも私たちも勇気や元気や自信をいただく。

これがお店でやりたかったことだよなってつくづく感じる。

シェフたちがお客さんと話す中でキラキラしてるとき、
お客さんがしあわせそうにごはんをほうばってるとき、
お店の中が笑顔であふれてるとき
すっごく忙しくてシェフもスタッフもくたくたになって、でもやっぱりシェフたちは終わった後いちばんすっきりとしたとてもいい顔になってるとき。

ありがたいなって思う。その空間がCASA(家)だなって思う・・・

今日は常連さんのある方が一冊の本をプレゼントしてくださった。
「花つながり つれづれ記」というエッセイ集。

そのお客さんが自分の書いてきた日記を厳選してエッセイ集をつくったものを本にして、CASAものっているよ、ということでくださった。

さっそく読んでみると、その方の日々の暮らしが綴られるなかで、
いくつもCASAという言葉がでてくる。

「明日CASAにいってプレゼントをしよう。」とか
「明日はCASAの日」といってようにさりげなく「CASA」という言葉が現れる。

その方の生活の中にCASAが溶け込んでいて、それがあまりにも自然に書かれていて
・・・すごく感動した。

CASAがその方の生活の一部になっていた。

この方だけじゃなくても、自分の日々の暮らしの中で毎週CASAに来てくださるたくさんのお客さん。これってすっごいことなんだ、って改めて感じながら。

お客さんなくしてはCASAは成り立たない。

本当にたっくさんの応援を様々な形でいただいています。
ぜんぜん、答えられていないなとも思いながら反省しながら。
悔しかったりもするのですが、

一番の恩返しが何かははっきりしているからもう少し、もう少し鍛錬させていただきたいのです。

シェフも私たちももっともっと変化するために

鍛錬させていただきたい。

いろんなことある中でもやっぱりまっすぐ進んでいきたい。
だから道から外れてるときは「こらこら」って教えてやって欲しいんです。
おしりたたいて前向かせてください。