「地方自治と子ども施策 全国自治体シンポジウム2016宝塚」に参加して

秋の連休に、「子ども支援・子育て支援と子どもにやさしいまちづくり」が開催されました。

10月8日は全体会が宝塚ソリオホール
10月9日は分科会がフレミラ宝塚 こむの事業所 ぷらざこむ1で8つに分かれ開催。
参加費は無料。

参加者は自治体関係者や研究者、専門家、NPOなど、
子ども施策についての情報、意見交換や研修の機会でもあり、さらに「子どもにやさしいまちづくり」を推進している自治体をネットワークしていく場でした。

ソリオホールは満席。

分科会は

子どもの相談・救済
子どもの虐待
子どもの居場所
子ども参加
子ども計画
子ども条例
子どもの格差・貧困問題と子ども支援・子育て支援
災害と子ども支援

の以上8つで、子どもの居場所の会に参加。

パネラーは
神奈川県川崎市子ども夢パーク所長 西野博之さん、
特定非営利活動法人 こどもの里 理事長 荘保共子さん。

お二人の話を直接聞きたくて、参加してきました。

お二人については、ネットで検索するとたくさんヒットします。

私は西野さんは不登校の子供の集まりを開催されている方、

荘保さんは大阪市釜ヶ崎でこどもの居場所の提供を長くされてる方、という認識でした。

この会の中でココロに残った言葉は、

・集まりの場に大人の指導が入るのは良くない(子供の自主性を伸ばすべきである)
・昨今、子ども食堂や学習支援には予算がつくものの、実際の子供への支援は足りていない部分がある。その点を埋められるよう、こどもの里は子供への支援全てを含んだ場を子供たちに用意している。

その他にも…

・子どもの思いを受け止められる人になること。
・子どもの「SOS」をキャッチできる感性のいい大人の存在が大事。
・児童館などの窓口の人がコロコロ代わると信頼関係が築けず、子どもはつながらない……

そして最後に、子供たちに関わる私たちにどんな取り組みができるか?とグループトーク。
羽曳野市のプレーパーク開催NPOの方や奈良市の行政職員、石巻市の行政職員、西宮市の行政職員の方々に交じり、
私たちが高齢者施設の空き時間を活用したフリースペース開催を話すと、賛同する意見が(^_^)

全体の発表の場では、パネラーの荘保さんが、
「高齢者施設で事業所内に働く職員のために保育所を作ってもらい、その場を地域に開放してもらいたい」という意見をいただきました。

フリースペース「スイッチ」は先駆的な取り組みで、不登校を経験した子供を持つ先輩母仲間が立ち上げた場。

コツコツと自分たちでやれることをしていくことで良いんだ!と改めて思いました。

追伸
十三駅近くの第七藝術劇場で
こどもの里の映画が10月29日から上映があります。

また観に行きたいと思いました。