<不登校と社会的ひきこもりの傾向と対応 講座に参加して>

秋晴れの9月25日
兵庫県明石市で「明石不登校から考える会」
主催の講演会に参加してきました。

講師は医療法人財団 光明会 明石病院 児童思春期外来 
医師:濱田伸哉さん 臨床心理士:桑代智子さん

参加者は不登校支援者、親、当事者などなど40名弱。
会場は満席でした。

濱田さんは「昔とは違い、いまの若者がなぜ、ひきこりになっていくのか?」
わかりやすく、なめらかな語りで話す、青年ドクターでした。
お話の内容はやはり生で参加すると、感じることがあります。

印象に残った内容は

・相談の現場に最初に来られるは、本人より親が多い。

・親ごさんへは、『演じてください!』と助言する。

・親はまずは一番近い『他者』として関わること。

・親も子どもだけを見ずに、好きなことをしてもよい……。

参加された方は、どんな感想を持たれましたか?

最後に支援者から
「ひきこもりや二—トだった若者が就労の場に出て行こうと思い
ハローワークなどに相談に行くと、そこでも担当者さんが
障がい者などへの支援メニュー以外のことは、まだうまくシステム化できていない。
なんとか相談の場ができてほしいが、どうすればよいか?」
と講師の方々に質問がありました。

結局『どうしたらよいか?』
答えは見つかりませんでした。

『当事者会が声をあげるしかないの??
だったら、その当事者会を支援するドクターになってほしい。
社会的に地位が認められる立場の人が一緒になって応援してくださると
行政も動くのでは……』

そんなことを感じながら、明石大橋を見ながら、仲間と帰りました。