台風前の9月29日の午後、大阪市で開催された
91歳 佐藤初女さんの講演会に行きました。
会場は400名満杯!!
人、人、人でした。
話し手の佐藤初女さんは
1992年青森県の岩木山麓に
自然の中に憩いの場を作りたい」と『森のイスキア』を設立。
心尽くしの手料理と自然な対話で、心病める人に喜びと勇気を与えている。
1995年、龍村仁監督のドキュメンタリー映画
「地球交響曲第二番」で広くその活動が紹介される。
「初女さんに会いたい!」と思ったのではなく、
実は10前に出会った母仲間が当時、私達が出会うきっかけを作ってくれて
カウンセラーからの紹介があり参加することになったのです。
初女さんの津軽弁でゆっくり人の心に響く語りと『森のイスキア』紹介映画に
心がほっとできました。
また、わかちあいの時間には参加者からの質問に丁寧にお答えくださりました。
その質問のなかに
「悩める人の話を聞くと疲れないか?」
⇒「何かしてあげたいと思って話を聞くと疲れる
その人の話をしっかり聞くと疲れない」と。
最後に初女さんがいつも、もてなしをされている
おむすびの作り方を紹介されました。
講演を聞きながら、思い出したのは
当時不登校で悩み苦しんでいた長男が
学校には行かないのに、大雪の北陸で一人住む80才の義母のもとに
雪かきをしに行き、あたたかいごはんと
お味噌汁をおいしい、おいしいと食べていたことです。
水がいいのか? お米がおいしいのか?
とにかく何か都会の生活とは違い、何かほっとできたようでした。
ただし「この田舎でも不登校はある」と義母は話していました。
初女さんと同じような90歳になった義母が、いかに不登校になった長男に
「いつもお仏壇に祈っているよ!」
その信じることの大切さと、祈りと食べ物のありがたさを感じました。